【ケンタロウさん】100年後も、「うれしい」のために料理をする。
- 2019.09.10
- ケンタロウさん
- ケンタロウ本「ごくらくの食卓」
ケンタロウさんの2作目の「ごくらくの食卓」(主婦と生活社)の「はじめに」で、こんなことを言ってます。
リュックの中にはサンドイッチ
リュックの中にサンドイッチが入っているような毎日を送りたい
彼女や友達の分のサンドイッチもリュックに入れて、もうサンドイッチでリュックはパンパンなんて、あーしあわせ
んでレコードでも買いに行く
そういうことがしたい
ケンタロウさんは、料理というのは作法や技術よりも、もっと楽しさやうれしさのためにしてもいいんじゃないかというのを、いろんな場面で伝えています。
ルールや技術なんてどうでもいいということではありません。
ルールも技術も大事です。
でも、絶対ではありません。
ルールを知らなくても、技術がなくても、料理はできます。
ちゃんとおいしく作れます。
ケンタロウさんにとって、楽しさやうれしさは外せません。
なくてはならないものです。
そのために料理をしているようなものです。
料理をするからうれしくなって、楽しいから料理をするのです。
ケンタロウさんのリュックの中にはサンドイッチが入っています。
幸せというサンドイッチです。
リュックには自分だけのではなく、好きな人の分の幸せも入れています。
まさにぐりとぐら思考です。
自分の分だけじゃもったいないという考え方です。
幸せというサンドイッチは誰かにあげても減りません。
常にパンパンです。
作っている人が幸せだからです。
幸せな人が作った料理は、それを食べた人も幸せです。
作った人の思いは、料理に出ます。
単に「おいしい・まずい」ということではありません。
料理に思いが宿るのです。
うれしさのために料理をする意味は、そこにあります。
誰かに作ってあげる時はもちろん、自分が食べる分を作る時にも、楽しいかどうかは大事です。
その思いを食べることになるからです。
そんな毎日が送りたい
「ケンタロウの基本のウチめし」(オレンジページ)の「ケンタロウのスペシャリテ」には、こうあります。
たとえばパンを焼くのは手間も暇もかかるけれど、でも急に思い立ってバンを焼く
そういう毎日が送りたい
そういう毎日はうれしい
(中略)
うれしくない料理なんか作ってる暇はないぜ
うれしさのためだけに料理をしているんだ
おれは
「ごくらくの食卓」は1996年の本で、「ケンタロウの基本のウチめし」は2002年に出ました。
6年経っても、まったくブレていません。
いかに「うれしい」を大事にしているかがよくわかります。
幸せが挟まったサンドイッチ
そのリュックに入ってるサンドイッチはどんなのか、妄想してみます。
こんな感じで包まれているかもしれません。
さ、食べようよ
レコード
ケンタロウさんは音楽が好きです。
どんなレコードを買いに行ったのでしょうか。
上のレコードは、
Rolling Stones – Let It Bleed
です。
「@k ケンタロウ+キッチンでおいしい生活」(ソニー・マガジンズ)の「いつもかけてるお気に入りのCD」でも紹介しているケンタロウさんの大好きな1枚です。
ストーンズのアルバムの中で一番好き
ぐりとぐら
好きな音楽