検索で困る「あらゆるケンタロウ」問題

「ケンタロウ」で検索した人なら、誰しも一度は経験したであろう悩ましい問題があります。

もしかしたらあなたも困ったことがあるかもしれません。
イライラして、つい「なんやねんっ」とキレそうになったかもしれません。
検索結果の件数です。

ここで言う「検索」はネット検索のことだけではありません。
あらゆる端末の検索です。
ネットのオンライン書店はもちろん、本屋さんや図書館の検索端末もです。

「ケンタロウ」で検索してみる

ケンタロウさんの著者名は「ケンタロウ」です。
文化出版局の本は「小林ケンタロウ」ですが、ほとんどが「ケンタロウ」です。

どういう場面でどう困るのか、具体的に検索してみます。

Amazon で検索してみる

 

 
検索結果が「4000件以上」と出ました。
もちろん、4000件すべてがあのケンタロウさんのことではありません。
いろんなけんたろうさんの結果が、4000件です。
これが「ケンタロウ」問題です。

たとえば、ケンタロウさんの「1003レシピ」(講談社)を探してる時は、書名を入力すれば、一発で出てきます。
書名がわかっていればそのやり方でいいですが、信者でもない限りは正式なタイトルまではわかりません。
「ケンタロウさんの本はどういうのがあるのか」が知りたい時には、著者名の「ケンタロウ」を入力することになります。
「検索」をクリックしたら「4000件以上」と表示されて、「えっ、そんなにも探せない」と困ってしまうのです。
これが「ケンタロウ」問題です。

Amazon のシステムは超優秀なので、ちゃんとケンタロウ本を表示してくれますが、そんな検索ばかりではないのも事実です。

honto で検索してみる

honto も、Amazon 同様、「ケンタロウ」と入力すると、いくつか候補を表示してくれます。
でも、その候補の中に探してる本があるとは限りません。
 

 
検索してみたら、「6980件」と出ました。
 

ブックオフで検索してみる

ブックオフオンラインでは、「4443件」でした。
Amazon と近い件数です。
 

未来屋書店で検索してみる

未来屋書店は、店頭の在庫も調べてくれます。
カタカナとひらがなで件数が異なります。

カタカナ「ケンタロウ」
329件です。
(ケンタロウ本が表示されてますが、店頭に在庫がなくても表示される仕様です)
 

 
ひらがな「けんたろう」
14138件です。
 

八王子市中央図書館で検索してみる

著者名だけを入力して、797件でした。
 

広島市立図書館で検索してみる

著者名だけを入力して、1242件でした。

宮城県図書館で検索してみる

件数は1281件ですが、1件目にケンタロウ本が表示されました。
ちなみに、ひらがなでも同じ結果です。
 

「ケンタロウ」問題の現状

営利と非営利、合計7つで検索してみました。
Amazon などのサービス業の検索システムはどこも優秀です。
件数は多く表示されても、あの「ケンタロウ」は割と早く見つかります。

一方、図書館の検索は困ることが多いです。
私の経験上、図書館の検索システムは、図書館によって検索能力がまったく違います。

たとえば、私がよく利用する図書館では、著者欄に「ケンタロウ」と入力し、検索します。
 

 
すると、一覧が表示され、目当ての「ケンタロウ」が表示されるまで「次のページ」をクリックし続けます。
6ページ目でようやく表示され、「ケンタロウ/著」をクリックして所蔵書を探すというとてもめんどくさい仕様です。
 

 
図書館によっては、著者名でまとめてくれているところもあります。
たとえば、広島市立図書館はこんな感じです。
 

「ケンタロウ」問題の対策

検索画面でイライラしないためには、「できれば書名を入力する」が一番です。
完全なタイトルがわかるに越したことはありませんが、うろ覚えでも入力すれば、近い本を表示してくれる場合もあります。

ただ、図書館の場合は、「今いる図書館ではどんなケンタロウ本が所蔵されているのか」が知りたい時が多いです。
そういう時は、キーワードで「料理」を追加すると早く見つかります。