【ケンタロウさん】キャンドルを灯せば、料理も、彼女も輝く。

食卓にキャンドルを置いたからといって、料理の味が変わるわけではありません。
でも、おいしさは変わります。

「ごくらくの食卓」(主婦と生活社)で、ケンタロウさんが「キャンドルを置いてみようよ」と提案しています。

たまには

たまには花とロウソクを買ってくる。
キャンドルで食事なんて気取っちゃって、と思うかもしれないけど、いいじゃないの、気取ってもさぁ。
ただキザではいけない。
だいたい買い慣れないのにチマチマと1〜2本しか買わないからキザになる。
太いのをドーンと10本くらい買ってきなさい、って。
そんで部屋のいろんな所に置く、でテーブルの上には3〜4本まとめて置く。
ぜんぜん違う、料理も、彼女の顔も。
いーいかんじ。

(154ページより引用)

「食事にキャンドルなんて関係ない」と思う人は、センスがありません。
食卓にキャンドルを置くと、雰囲気がガラッと変わります。
照明の明るさを落とすと、一気にムーディーになります。
暗くなると、舌の感度はグッと上がります。
味に敏感になるのです。
「鼻に抜ける香りがいいね」「この歯触り、面白い」と気づきます。
味わいが変われば、会話も変わります。
たかがキャンドルではありません。
キャンドルを置くだけで、食べるだけの食事から楽しい食事に変わるのです。

洒落っ気

ケンタロウさんのプロフィールには、モットーが書かれてあります。

簡単でおいしく、かつ洒落っ気があって、現実的な料理

キャンドルは、まさに洒落っ気です。
料理にはキャンドルは必須ではありませんが、ないよりはあった方がいいです。
この「ないよりはあった方がいい」が、洒落っ気です。
ケンタロウさんのモットーは、料理だけの話ではなく、人生にも通用します。
人生には洒落っ気が必要です。
洒落っ気がない人よりある人の方が人間っぽさを感じます。
料理も、人生も、より楽しむには洒落っ気は大事なのです。

花 Flowers

キャンドル Candles

いろんなロウソクが売ってる
どんどん買うべし