ケンタロウさんが考える料理を楽しむための3つのポイント

出典:別冊宝島 簡単! 感動! 男の家庭料理
宝島社
2006年3月発売

この中に、ケンタロウさんが考える料理を作る時のポイントが3つ紹介されています。

①自分が食べたいと思うものを作ること
②失敗してもいいとは思わないこと
③音楽をかけること

自分が食べるために作ってるのですから、自分が食べたいものを作るのは、納得です。
いくら体のためでも、食べたくないものを作って食べるのは、かえってストレスになって、不健康です。
うれしくありません。

ケンタロウさんは、食べることと同じくらいに、音楽が大好きです。
料理をする時は、必ず音楽をかけています。
本にも、音楽の話があちこちに出てきます。
料理に合うCDも出しているほどです。

【まとめ】ケンタロウ presents カラダにおいしい音楽/収録曲

【まとめ】ケンタロウさん監修コンピレーションCD「Sunday」/収録曲

問題は、②です。
「失敗してはいけないの?」「ケンタロウさんってそんなに厳しい人なの?」と思えてしまいます。
実際、私も、そう思いました。

この本には、その理由は書いてないのですが、他の本に答えがあります。

雑誌「すてきな奥さん 2002年1月号増刊」(主婦と生活社)の付録
「ケンタロウ&ノアの和風ごはん イタリアごはん」です。

「心に残る母からのアドバイスは?」の質問に、「料理は失敗しちゃいけない」とよく言われたとあります。

料理で使う材料は、基本的には生き物です。
肉や魚、野菜だけでなく、調味料もです。
料理を失敗するということは、それらの命が無駄になってしまうのです。
命を無駄にしないためにも、失敗してはいけないのです。

もう一つ、理由があります。
失敗した料理を食べると、テンションが下がります。
自分で作った料理を自分で食べる分ならまだしも、好きな人とデートで入ったお店で出された料理が不味かったら、せっかくの時間が台なしです。
気まずくなって、別れ話に発展してしまうかもしれません。
たった一皿で、その後の人生が変わってしまうこともあると考えれば、やっぱり失敗してはいけないのです。

①食材の命を無駄にしてはいけない
②味で人の気持ちは変わる

2つの意味で、料理は失敗しないように作ることが大事なのです。

私は、どんどん失敗して、それを次に生かせばいいと思ってました。
でも、それは食材の命を軽く扱ってるのと同じだと気づいたのです。
もし自分の肉が雑に調理されたら、ちょっと悲しい気持ちになります。
食材としてはモノですが、もともとは命です。
命を扱っているんだ考えれば、なんとなくで料理してしまっては食材に失礼です。
失敗してはいけないからと、ガチガチに緊張する必要はありませんが、そういう視点を持っておくのは大事なことです。
 

◉こちらもどうぞ

ケンタロウ本には、問いがある。