「ウハウハコンビニ まともな食事」と「カツ代とケンタロウのコンビニでうまいごはん」はここが違う

「カツ代とケンタロウのコンビニでうまいごはん」(講談社+α文庫/2000年12月発売)は、1995年3月に発売された「ウハウハコンビニ まともな食事」(立風書房)を改題し、再編集した本です。

大きな変更点は、次の3つです。

カバー

「ウハウハ〜」のカバーは、ケンタロウさんのイラストです。

再販の「カツ代と〜」は、三色丼の写真になっています。
撮影は、ケンタロウ本でおなじみの木村拓さんです。
料理はケンタロウさんかどうかは不明です。
 


まえがき

「ウハウハ〜」にはまえがきはありませんが、「カツ代と〜」には、ケンタロウさんが文庫版用のまえがきを書き下ろしてます。

構成

メニューの順番や章立てなど構成は大幅に変更されています。

他の変更点

小さな変更点もいくつかあります。

・見出し文の一部変更
・作り方のワンポイントは割愛
・著者紹介文は大幅変更
・「カツ代と〜」のデザインは鈴木成一デザイン室
 

不思議なタイトル

「ウハウハコンビニ まともな食事」は、何度見ても不思議なタイトルです。

再販の「カツ代とケンタロウのコンビニでうまいごはん」は、ストレートでわかりやすいです。
内容そのままなタイトルになっています。

なんといっても「ウハウハ」です。
日常会話ではあまり使わない単語だけに余計に引っかかります。

「ウハウハコンビニ」とは、どういう意味なのでしょうか。
ウハウハは、辞書的には「笑ってしまうような」という意味です。

うはうは(ウハウハ)とは – コトバンク

①ウハウハするコンビニ

さすがに2019年にもなってコンビニでウハウハする人はいないですが、20年前はそこらじゅうでウハウハしてたのかもしれません。

②コンビニ食材でもウハウハするような食事が作れる

こっちの方がしっくりきます。

「コンビニで売ってる食材でもこれだけできるんだぜ」と提案することで、料理なんてまったくしなかった人にも「ちょっとやってみようかな」と思ってもらえたら、それこそウハウハです。

おまけ

「ウハウハ〜」の著者紹介に、「誰?」と思うようなケンタロウさんの写真が使われていて、いろんな意味で貴重な本です。
ぜひ図書館で探してみてください。
 

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