【ケンタロウさん】さんまを見ると思い出す「出合いもん」

「ケンタロウの日替り定食」(学習研究社)の、「ひと味ちがったさんま定食」のエッセイで、ケンタロウさんが「旬の出合いもの」を教えてくれています。

 
出典:ケンタロウの日替り定食
学習研究社
 

旬の出合いもの

「旬の出合いもの」とは、同じ季節に出回る食材どうしは相性がいいという意味です。
 

であいもの | 日本の食べ物用語辞典

であいもの(出会い物・出会いもの・出合い物・出会いもん・であいもん・Deaimono)は、 同じ季節に出回る旬のもので、料理の材料として相性がよい食材。


 
ケンタロウさんは、「出合いのもの」という言葉を母のカツ代さんから教わったそうです。
毎年のようにしょっちゅう言うものだから聞き流していたのですが、しょっちゅう言った甲斐があったのか、さんまを見ると、その言葉を思い出すそうです。

本では「出合いのもの」となっていますが、カツ代さんは大阪人なので、きっと「出合いもん」と言っていたはずです。
大阪では「おいしいもの」とは言わずに「うまいもん」と言います。

さんまとさつまいもは出合いもんなんやで

と言われていたかもしれません。

言葉を受け継ぐ

ケンタロウさんは、カツ代さんから「出合いもの」を教わりました。
母から子へ、です。
それを思い出して、本に書いてくれました。
子から、本に。
そして、本を見た私たちが受け取ります。
次に、また誰かへと引き継ぐのです。
たとえば、私は、こうやってブログに書いてます。
それを見た誰かが「出合いもの」を知るのです。

カツ代さんの発した口癖が波紋のように広がっていくのを想像すると、優しい気持ちになります。
カツ代さんに、感謝です。
それを聞いて、ちゃんと覚えていてくれて、本にまで書いてくれたケンタロウさんにも、感謝です。

今できることもらったバトンを、次の人に渡そう。