【追記あり】ケンタロウ本「小林カレー」の、知らなかった4つのこと
- 2018.06.23
- ケンタロウさん
- ケンタロウさん/掲載・発見
鈴木めぐみさんの「料理書のデザイン」(誠文堂新光社)には、「小林カレー」(幻冬舎)が紹介されています。
料理書のデザイン
この本では、「著者の世界観に寄り添う」の1冊として「小林カレー」が取り上げられています。
どのようなデザインをしたのかを、アートディレクションを担当した有山達也さんが解説しています。
本のコンセプトや構成、フォント、ノンブル(ページ表示)など、いろんなデザインのポイントが書かれてあるのですが、ここでは意外だった3つのことを紹介します。
①題字
まずは、表紙の題字(タイトル)です。
「小林カレー」と著者名は、活字ではなく、手書きになっています。
この本を買った時から、この字はケンタロウさんが書いたものではないとはわかっていましたが、誰が書いたかはわかりませんでした。
書いたのは、実は、有山さんだったのです。
アートディレクターが書くこともあるとは、ちょっと意外でした。
②母ではない
「小林カレー」を持っている人はわかると思いますが、奥付のページにケンタロウさんの写真があります。
問題は、ケンタロウさんの左に座っている女性です。
パッと見、「お母様?」と思いますが、よく見ると違います。
「でも、一緒に写っているんだから、やっぱりお母様なのかな?」と納得いかないまま、ずっと放置していました。
喉に魚の小骨が刺さったまま、10年以上ほったらかしにしてたようなものです。
やっぱり、お母様(カツ代さん)ではないそうです。
でも、これが誰かは書いてありません。
この写真のためだけにまったくの他人をキャスティングするのも不自然ですし、でもそれをあえて狙った可能性もゼロでもないので、ますます気になります。
喉の小骨は、まだ取れそうにありません。
③タイトルの由来
これが一番びっくりしました。
ケンタロウさんの苗字は、小林です。
しかも、カレー好きです。
だから、「小林カレー」だと思ってました。
でも、違いました。
なんと由来があったのです。
以前、こんなのを書きました。
上にも書いた、福岡にある「小林カレー」というお店がモデルなのです。
カメラマンの長野陽一さんの実家が福岡・二日市で、有山さんと長野さんとケンタロウさんとでそのお店を見て、「それいいね」となったそうです。
文化祭の模擬店を決めるようなノリで、なんともチームケンタロウらしさを感じます。
福岡県筑紫野市二日市中央2-6-11
④編集者二本柳陵介さん
編集を担当した二本柳陵介さんが自身の Instagram で制作エピソードを紹介してくれています。
誤植がきっかけで作るメニューを変えた人
おまけ
「料理書のデザイン」には「小林カレー」の製本データも記載されています。
カバー:塩化ビニール
表紙:JETスター
本文:OKトップコート+
製本:かがり網代(あじろ)綴じ