ケンタロウさんのドーナツは、甘い幸せな味がする。
- 2019.09.14
- ケンタロウさん
- ケンタロウ本「ごくらくの食卓」
ケンタロウさんは、「家でドーナツを揚げるなんて、考えただけでもうれしい」と言います。
単に「おいしいからうれしい」ではないのが、ポイントです。
たまにはお菓子も作る
「ごくらくの食卓」(主婦と生活社)に、「たまにはお菓子も作る」があります。
たまにはお菓子も作る。
それもドーナツ、どうもドーナツには個人的な思い入れがある。
まあ、思い入れなんてだいたい個人的なものだけど。
家でドーナツを作るなんて考えただけでも嬉しい。
電話がかかってきたりしても「今ドーナツ揚げてて手が放せないんで…」なんて言えたら、そんなの最高に嬉しい。
誰かの誕生日に揚げたてドーナツ、というのもかなりいい。
もらう方より作るこっちの方が嬉しい、家でドーナツを作れるなんて。
だからたまにはお菓子も作る。
それもドーナツ。
(58ページより引用)
ドーナツの思い入れ
ドーナツには思い入れがある
これは正しくはありません。
もちろん、本人が言うのですから、間違ってはいません。
でも、正しくは、「すべての食べ物には思い入れがある」です。
食いしん坊のケンタロウさんのことですから、ドーナツには思い入れがあって、他の食べ物には思い入れがないなんてありえません。
「もうヒゲも剃って、帽子もかぶりません」くらいにありえません。
カレーも、唐揚げも、ラザニアも、ハンバーグも、肉じゃがも、プリンも、思い入れだらけです。
話をし出すと、いくら時間があっても足りないはずです。
きっと「まだあるんですけど、いいですか」と言います。
それくらい食べることが大好きなのです。
ムック本「もっとげんきに! おうちごはん。」(講談社)には、こうあります。
ドーナッツもよく食べていたおやつの一つ
ドーナツはうれしい
今ドーナツ揚げてて手が放せないんで…
まだ揚げてもいないのに、電話がかかってくる設定になっています。
さらにその時の切る口実まで考えているのです。
よく言えばイメージトレーニングですが、ちゃっかりしてるとも言えます。
誕生日のプレゼント用に揚げてるのに、揚げてる人がうれしいなんて、最高のウィンウィンの関係です。
自己満足と言えばそれまでですが、作っている人がうれしくない料理は、食べる人もうれしくありません。
作っている人が幸せだから、食べる人も幸せなのです。
ニンジンドーナツ
紹介しているレシピは「ニンジンドーナツ」です。
穴開きタイプではなく、丸い形です。
ニンジンドーナツは、母カツ代さんの考案です。
「ママは天才!」(主婦の友社)に、「にんじんドーナッツ」が収録されています。
友達もうらやむおやつの一つ
以下の本にも、にんじんドーナッツが収録されています。
カツ代さんとの共著
(ぶんか社)
(文化出版局)
小林家定番
紙袋
オリジナルの袋作ったからお持ち帰りもどうぞ
もちろん手書き
ケンタロウさん手書きの袋は、さすがに捨てることはできません。
売ってほしいくらいです。
本にはイラストもあって、こう書かれてあります。
BIG KENTA’S DOUGHNUTS CO.
CARROT
フツーのドーナッツ
本ではニンジンドーナツでしたが、たぶんケンタロウさんは砂糖をまぶしただけの、いわゆるフツーのドーナッツが好きだと思います。
なんとなくそんな気がします。
ドーナツの笑顔
ドーナツが目の前にあると、つい笑顔になってしまいます。
大好きなドーナツを食べると、こんな顔になります。
→2枚目
こちらまで幸せになります。