ケンタロウさん探しの旅は、ドラマティックだ。/「たのしいお菓子」編

「奥付を調べてもらった」の第2弾です。


昨日、「楽しいお菓子」の表紙カバーイラストは、ケンタロウさんが担当したというのを書きました。

http://himekurikentaro.net/kentaro/tanoshii-okashi

ケンタロウ本の奥付を調べてもらった

前回はケンタロウ本でしたが、今回はカツ代本です。

図書館で、カツ代本の「たのしいお菓子」と「楽しいお菓子」などを他館から取り寄せていました。
似ているタイトルからわかるように、どちらも同じ内容です。
「楽しいお菓子」は「たのしいお菓子」の再販版です。

たのしいお菓子 / 楽しいお菓子

たのしいお菓子
出版社:家の光協会
1984年7月発売

楽しいお菓子
カツ代のおやつ詩集
出版社:学陽文庫
1999年10月発売

「ケンタロウ」の字はない

その図書館は家から遠いので、よほどのことがない限りは、そこで読み切るかメモを取ってから帰ります。
借りれば家でゆっくり読めますが、返しに来なければなりません。

その日はあまり時間がなく、全部の本を調べ終わった時点で、予定より20分近く遅れていました。
本を返却しにカウンターに行くと、数人が並んでいました。
列に並びながら、返す本をパラパラめくっていたら、さっきまで見ていた「楽しいお菓子」の表紙が気になり出しました。
もちろん、全部チェックしたつもりです。
でも、表紙のイラストが、どうも気になるのです。
見れば見るほど、ケンタロウさんが描いた猫の絵なのです。
でも、クレジットはありません。

表紙カバー

下記のオークション検索サイトで、大きな画像を見ることができます(記事執筆時)。

 

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次の番になる直前に、もう一度奥付を見ましたが、「ケンタロウ」の字はありません。
もう少しじっくりと、と思った瞬間、「次の方、どうぞ」と呼ばれ、そのまま返却しました。
本当は引き返して、再度チェックしたかったのですが、時間オーバーだったので諦めました。

家に帰っても、やっぱりあのイラストが気になっています。
検索してみましたが、表紙は出てきても、イラストのことはヒットしません。
検索でヒットしないのは、そのことを書き込んだ人はいないということです。

「ヒットしない」には、2つの意味があります。

①その本を持っていても、誰がイラストを描いたのかまでは気にならない
②誰がイラストを描いたのか知っていても、ネットに書き込もうとは思わない

最近の本ならまだしも、20年前の本なので、ネットに頼るのはやめました。
その図書館の所蔵本なら、もう一度行けばいいのですが、他館からの取り寄せなので、どうしても時間がかかってしまいます。
それにすでにチェックした本です。
仮に表紙カバーの折り返し部分にクレジットがあって、そこが隠れていた場合は、再度取り寄せてもムダになります。
そこで、まったく別の図書館に聞いてみることにしたのです。

聞いてみた

「奥付を調べてもらった」で経験済みなので、聞き方はわかっています。
あとは、教えてくれるかどうかです。
一番恐れているのは、「そういうことにはお答えできません」です。
前回はたまたま教えてくれただけで、今回はあっさり断られるかもしれません。
念のため、その心づもりはしていました。

「本のことでお聞きしたいのですが、楽しいお菓子という本の、表紙のイラストは誰が描いたのかが知りたいんですけど…」

電話口の女性は軽く笑ったような感じがしました。
「え、そんなこと?」とも言ってるようでした。
「お調べしますので、折り返しお電話します」
受け入れてくれて、まずはホッとしました。

あとは、そのイラストがケンタロウさんかどうかです。
すぐに折り返しの連絡が入りました。

お待たせしました。表紙のイラストはケンタロウさんが描かれています

それを聞いた私は、いたって冷静に「あ、そうですか。わかりました、ありがとうございました」と言いましたが、心の中ではシュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」が鳴っていました。

もしくは、ムソルグスキーの組曲 展覧会の絵「キエフの大門」です。
4分23秒〜

まさに2つの歓喜です。
1つは、変な問い合わせに答えてくれたこと。
もう1つは、予想が的中したこと。

問い合わせもドラマになる

ケンタロウさん探しの旅をしていると、大小様々なドラマがあります。
図書館に電話することは、ただの問い合わせですが、それでも振り返ってみると、一連のストーリーがあって、ドラマになっています。
「ケンタロウ」の字を探すだけでこんなドラマがあるのですから、だからケンタロウさん探しの旅はやめられないのです。

今できること日常生活を、ドラマにしよう。

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ページがない

書庫から出してもらった雑誌のお目当てのページがなかったこともあります。

 

図書館とケンタロウ本