【提言】ケンタロウ本「ふたりのハッピーメニュー」のエッセイは家庭科の教科書に載せるべき/その4

私は、ケンタロウさんのエッセイが好きです。

「ふたりのハッピーメニュー」(講談社)にもエッセイが収録されています。
読みながら思わず「そもそも料理ってなんだろう」と考えさせられました。
と同時に、これはぜひ学校の授業で取り上げてもらってほしいなと思ったのです。

授業といえば、先生が生徒に一方的に教える印象があります。
「正しい料理とは」や「料理のあるべき姿」を理屈として教えるのではなく、ぜひこの本のエッセイを教材にして議論してみてほしいです。

4つのエッセイを4回に分けて考えてみます。

出典:ふたりのハッピーメニュー
(講談社/2003年12月)

 

【その4】好きな人と一緒に食べるとおいしいか

p8「おいしいものと好きな人」より

下記ページで、そのエッセイが読めます。

ケンタロウの恋するハッピーメニュー|鶏スープかけご飯

ケンタロウさんは、こう言います。

おいしいものを好きな人と一緒に食べると、もっとおいしくなる

よく「食事は一人で食べるより誰かと一緒に食べる方がおいしい」と言います。
実際にそう感じます。
それが好きな人だと、なおさらです。

いつも好きな人と食事ができるのが一番ですが、なかなかそうはなりません。
むしろ、そういう場面は少ないかもしれません。
誰と食べるかも大事ですが、どういう状況で食べるのが理想でしょうか。
もしかしたら「誰かと食べるより、一人で食べる方がいい」という人もいるでしょう。
最近はトイレの個室で昼食を食べる人もいるらしいですが、きっとお昼ぐらいは一人になりたいのです。

おいしい食べ方

一人の食事でも鏡を見ながら食べればおいしくなる研究結果があります。
端から見ればかなりシュールな光景ですが、一緒に食べる人がいない、もしくは一人で食べたいけど、でもおいしく食べたい時にはいい方法です。
好きな人の写真を見ながら食べても同じ効果が期待できるそうです。
ということは、一人で食べていても誰かと一緒に食べてるシーンを想像さえできればおいしくなるかもしれません。
ますますシュールです。
 

鏡の前で食べれば、1人の食事でも「おいしい」 名古屋大が研究

1人の食事でも、鏡の前で食べるとおいしく感じる――そんな実験成果を、名古屋大学がこのほど発表した。


 
今は誰もがスマホを見ながら食事をしています。
もうそれはスマホと一緒にごはんを食べてるようなものです。
料理の盛り付けや食器を見ることもなく、スマホと見つめ合っています。
誰かと一緒にお店に入っても、それぞれがスマホを見ているので、一人で食事しているのと同じです。
誰かと一緒に来る意味がありません。
もちろん、それでごはんがおいしくなって食事が楽しいなら、それもいいかもしれませんが、たぶん何を食べてどんな味だったか覚えてないです。

誰かと一緒に食べると本当においしくなるでしょうか。
スマホと一緒にごはんを食べてる大人を見てどう思いますか?
一人でもよりおいしく食べるには、何をどうすればいいでしょうか。