hontoでケンタロウ本レビューを読んでみた/ケンタロウの洋食 ムズカシイことぬき!編

「健康面のことは気にしていないのかな」と心配している人がいました。

以前、「体のために食べるのがいいのか、おいしいから食べるのがいいのか、ぜひ議論してほしい」というのを書きました。
 


 
その「ふたりのハッピーメニュー」(講談社)のエッセイ「野菜はおいしい」では、「もし自分が野菜なら、健康のためだからと思って食べてほしくない」と言ってます。
単純に「おいしいから」という理由で食べてほしいのです。

とてもよくわかります。
ケンタロウさんにとって食べる理由は、「おいしいから」「好きだから」です。
決して「健康のため」「栄養のため」ではないのです。
健康や栄養は、あくまで副産物であって、それが目的ではないのです。
「野菜を食べたらコレステロールがたまると言われても食べる」とまで言います。
たとえ不健康になったとしても、それが食べたいから食べるのです。

そのエッセイは、講談社オンラインマガジン「Web現代」連載「ケンタロウの恋するハッピーメニュー」のページでも読めます。
ケンタロウの恋するハッピーメニュー【焼き野菜のマリネ】

何をどう食べるかは、その人の生き方です。
「野菜を食べてコレステロールがたまってもいい」は、ケンタロウさんの生き方であり、哲学です。
健康のために食べるのが正しい生き方で、自分の食べたいものを食べるのが間違った生き方ではありません。
どちらも正しい生き方です。
どちらかが正しくて、どちらかが間違いという二者択一ではありません。
あなたの好きな方を選んでいいのです。
いくら体のためだからといって、自分の好きな食べ物を食べることができないのは、ケンタロウさんにとって苦行のようなものです。
好きなものをガマンしてストレスが溜まったら、それこそ本末転倒なのです。
好きなものを好きなように食べるのは、一見、不健康のように見えて、結果的に健康のためになっているのです。

参照ページ

ケンタロウの洋食ムズカシイことぬき!

ケンタロウの洋食ムズカシイことぬき! (講談社のお料理BOOK)/ケンタロウ(暮らし・実用:講談社のお料理BOOK) – ハンバーグ、クリームシチュー、コロッケ、ロールキャベツ…。

ケンタロウ本レビューを読んでみた