【ケンタロウさん】楽しみ方がわかれば、料理は楽しくなる。

レシピ本には、2種類あります。

①作り方を書いてある
②作り方と料理の楽しみ方を書いてある

どのレシピ本にも作り方は書いてありますが、すべてのレシピ本に楽しみ方まで書いてあるとは限りません。
作り方がわかれば、即、料理が楽しくなるかといえば、そんなことはありません。
作り方と楽しみ方は違います。
作り方は、あくまで「どうやって作るか」であって、「どうやって楽しむか」とは別問題です。
材料を用意し、切って、炒めて、味付けして、盛り付けて、が作り方です。
「料理なんて別にしてもしなくてもいい」「料理してる時の気分や景色、匂いも料理をしなければ味わえない」が楽しみ方です。

出典:ケンタロウ+キッチンでおいしい生活
(ソニー・マガジンズ)

 

作り方がなければレシピ本として成立しませんが、楽しみ方はなくても問題ありません。
究極、楽しまなくても料理はできます。
必須ではないのです。
料理が義務ではないように、楽しまなければならないということはありません。
料理はしてもしなくてもどっちでもいいように、料理を楽しんでも楽しまなくてもどっちでもいいのです。

楽しみ方は、力の抜き方

料理は、ちゃんとするもの、頑張るものというイメージがあります。
頑張ると、つい力が入るので疲れます。
楽しみ方は、言い換えると、どう力を抜くかです。
楽しみ方は、余計な力の抜き方なのです。
いかに頑張らなくていいかです。

ケンタロウ本は、まさに力の抜き方を教えてくれるレシピ本です。
「料理できないからって女の子失格じゃない」と言われると、グッと楽になります。
「もやしのひげは、暇を持て余してるなら一本ずつ丹念に取る。暇じゃなければ取らなくていい」と言われると、「あ、そうなんだ」と肩の力が抜けるのです。

出典:ケンタロウのこれでよし!
(幻冬舎)

 

そう言われるのと言われないのとではまったく違います。
これが楽しみ方です。

初めてのコマなし自転車はうまく乗れませんでした。
ハンドルを握って、バランスを取りながら、ペダルを漕ぐという理屈はわかるのですが、倒れまくりです。
体全体に力が入ってしまっているからです。
ペダルを漕ぐ足には踏ん張る力が必要ですが、手はハンドルを軽く握るだけでいいのです。
ヨロヨロしながらも、「こうやって乗るのか」とわかった瞬間は最高に気持ちよかったです。
全部に力を入れる必要はないのです。
余計な力を入れるから、疲れたり、うまくいかないのです。
これは人生も同じです。
どこに力を入れて、とこで力を抜くかがわかれば、それだけでグンと楽になるのです。

今できることやり方より、楽しみ方を学ぼう。