【ケンタロウさん】不平等は、チャンスだ。

ケンタロウさんが、面白いことを気づかせてくれています。

「小林カレー」(幻冬舎)のエッセイで、「料理って決して平等じゃない」と言ってます。

ケンタロウさんが例に挙げたのが
・技量
・経済事情
・素材
・設備
です。

たとえば、こんな感じです。
Aさんはキャベツの千切りくらいあっという間にできるけど、Bさんは時間もかかるし太さもバラバラ。
Aさんはたまには奮発して高級なお肉を買ったりするけど、Bさんはいつも見切り品を狙ってる。
Aさんは産地直送の朝獲れ野菜を使ってるけど、Bさんは買いだめや冷凍品がメイン。
Aさんは4口のコンロだしビルトインのオーブンもあるけど、Bさんは1口のコンロと狭いシンクでなんとか切り盛りしてる。

これだけでなく、料理を始めたタイミングでも変わってきますし、どこを目指すのかでも大きく違ってきます。

不平等だから、面白い

ケンタロウさんが挙げたテクニックも、金銭面も、使う食材も、調理機器も、みんな違うし、上を見たらキリがありません。
最低限のものがあれば、たいていの料理ができます。
「〇〇がないから、できない」はわかりやすい言い訳です。

たとえば、パスタを作る時は、コンロは2口あったほうが便利ですが、1口でもまったく問題ありません。
「1口しかないから、パスタができない」は、「私は段取りが悪いです」と言ってるのと同じです。
工夫力が足りないのです。
「〇〇という食材がないから、このメニューは作れない」と言う人がいます。
レシピ本に載ってるレシピは、あくまでもサンプルです。
その著者が考えた例に過ぎないのです。
レシピ本は「この通りに作ってください」という指示書ではありません。
真面目な人ほど本と同じように作ろうとします。
同じようにできればいいですが、できなかった時に気持ちがポキンと折れてしまうのです。
真面目な人は、そこで料理が嫌になってしまいます。

「〇〇がないから、できない」は、料理に限った話ではありません。
〇〇に入る「言い訳あるある」が次の5つです。

①やる気
②時間
③お金
④才能
⑤人脈

どれもよく聞きますし、使い勝手のいい言い訳です。
便利な言い訳ほど、一度使うと癖になります。
しかも、癖になっていることに気づかないのです。
これは怖いです。

「やる気が出たらやる」が口癖の人は、やる気を待つばかりで、一向にやりません。
やる気すらそんな状態なのに、あとの4つはもっと大変です。
言い訳する気力や時間があるなら、今この瞬間から始めることです。
それしかありません。
よく「なんとかなる」と言いますが、なんとかなりません。
なんとかなった人は、自動的になんとかなったのではなく、「なんとかした」のです。
「なんとかなる」ではなく、「なんとかする」です。
たった一文字違いですが、大きな違いです。

やる気も、時間も、お金も、才能も、人脈もないと文句を言うのではなく、ないところから始めればいいのです。
それが結果的に近道です。

料理も同じです。
今あるもので、できるところからやればいいのです。
「料理は平等じゃない」は真実です。
それをどう解釈するかです。
平等じゃないからつまらないと見るか、平等じゃないから面白いと見るか。
どっちを選んでもいいのです。
どっちも正しいのです。

今できることできるところから、始めよう。