ケンタロウ本「小林カレー」の「唐揚げカレー」は、そっちの作り方だった。

「小林カレー」(幻冬舎)の表紙にもなっている「唐揚げカレー」のレシピが面白いです。


唐揚げカレー

まず、材料を見ます。
少しだけ嫌な予感がしますが、サラッと流して、次に作り方を見ます。

作り方の手順は、次の3つです。

①鶏肉となすの下準備
②揚げる
③カレーをかける

「小林カレー」はカレーのレシピ本

改めて説明すると、「小林カレー」は、カレーのレシピ本です。
全編カレーばかりで、カレーの作り方が書かれてある本です。

ところが、「唐揚げカレー」には、カレーの作り方は書かれてありません。
手順3には、「ごはんと唐揚げとなすを盛ったお皿にカレーをかける」とあります。
すでにカレーがある前提になっているのです。
カレーのメニューですが、カレーの作り方がないレシピなのです。
「翌日の家カレー」も斬新ですが、「唐揚げカレー」も負けていません。

 

残ったカレー

材料のところをサラッと流したのは、「残ったカレー」と書いてあるからです。
「唐揚げカレー」は、他のカレーを作った後にアレンジとして楽しめるメニューですが、レトルトを買ってきて食べても、まったく問題ありません。
なんならカレーを無視して、唐揚げとなすだけ作っても問題ありません。

メニュー名は「唐揚げカレー」ですが、内容は唐揚げとなすです。
作り方でのカレー要素は、「カレーをかける」の7文字のみです。

表紙と同じメニューを見つけて、「あ、これ作ろう」と思ったら、まさか唐揚げの作り方だとは誰も予想しなかったはずです。
最後の最後でわかる見事な大どんでん返しです。
ケンタロウさんもレシピ書きしてる時にニヤッとしたかもしれません。

ケンタロウさんの唐揚げ

唐揚げの作り方は、下記に載ってます。
(「唐揚げカレー」と同じではありません)