ケンタロウさんのお姉さんが愛用した母のスイーツ本

「小林カツ代の楽々ケーキづくり」は、復刊ドットコムよりまさに「復刊」された本です。

初版は、1982年12月です。
30年以上前の本ですが、30歳前後の人にとっては新刊と同じです。

姉のまりこさん

この本に推薦文を書いているのが、ケンタロウさんのお姉さんの(石原)まりこさんです。
「子供の時から愛用していた思い出深い本」と言ってます。
親が書いた本をちゃんと読んでるところに、温かい家庭に育ったというのがよくわかります。
まりこさんは、本を読むだけでなく、実際にケーキを作っています。
お母さんを喜ばせようと、お母さんが留守の時にケーキを作って、あまりにおいしかったそうで、家に来ていたお客さんにまで振舞っていたそうです。
まるでファミリードラマのワンシーンです。

身内が書く推薦文は、とかく手前味噌になりがちですが、こうやって思い出が書かれてあると、その空気感まで味わえるので、一気に引き込まれます。

まりこさんが作ったお菓子をお母さんが食べたということは、きっとケンタロウさんも一緒に食べていたはずです。
食いしん坊な彼ですから「もっとちょうだい」とおねだりしたでしょう。
もしかしら「じゃ、僕もやってみる」と作っていたかもしれません。
食べたということは、味も覚えています。
その後の料理にも大きく影響を受けているのは間違いありません。

この本は、カツ代さんの「子供たちのために作ってあげたい」という思いでできました。
ケンタロウさんの「バーンと、うれしいおやつ」(文化出版局)にも、カツ代さんに教えてもらったレシピがいくつも出てきます。
ちゃんと繋がっているのです。

 

小林カツ代の楽々ケーキづくり

復刊ドットコム
2015年1月発売

下記サイトで内容の一部が紹介されています。
 


ママは天才!

カツ代さんの「ママは天才!」(主婦の友社)にも、思い出話がたくさん掲載されています。