ケンタロウさんが「いい本だと言わざるをえない」と絶賛、「小林カツ代のおいしいごはんのコツ」

(以前の記事に、加筆修正しました)

小林カツ代のおいしいごはんのコツ
(だいわ文庫/2011年10月)

この本は、1995年の「小林カツ代の新・料理の基礎とコツ」を改題、加筆・修正・再編集したものです。

小林カツ代のおいしいごはんのコツ – 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。新刊案内、書籍目録、連載エッセイ、読者の広場。

 

「母・カツ代の心意気」というタイトルで、ケンタロウさんが文庫版の推薦文を書いています。

母だからと感情と思い出たっぷりにあの頃を振り返ってみるというより、一人の料理人として、どういう人で、どういうところにこだわっていたのかを淡々と書いています。

「母の料理に対する姿勢や心意気が好きだ」とケンタロウさんは言います。
さすがに自分の本では照れもあって、そんなことは言いませんが、それでも随所にそれを感じます。
そんな母の心意気があってこその、ケンタロウさんであり、ケンタロウレシピです。

よく「ケンタロウさんの料理は、シンプルで簡単」と言われます。
それは、カツ代さんの料理がシンプルで簡単だからです。
ケンタロウさんのレシピが、特別シンプルで簡単なのではありません。
あくまでもベースはカツ代さんです。
ケンタロウさんは、カツ代さんの姿勢や心意気を、忠実に受け継ぎながら、自分なりにアレンジしているのです。

そのカツ代さんの本を、ケンタロウさんは「いい本だと言わざるをえない」と褒めています。
「身内で、しかも公の場で母の本を褒めるなんて許されない」と言いながら、堂々と褒めています。
「仕方ない」と言いながら、もう一度「いい本だと言わざるをえない」と念押しします。
大絶賛です。

最後にこうも言ってます。
「そのへんで買えるもので勝負してこその家庭料理」。

これは、まさにケンタロウさんの目指すところそのものです。
ケンタロウさんの本を持っている人は、ぜひ著者紹介を見てください。

ケンタロウさんのモットーは、「手軽でおいしく、洒落っ気があって、現実的」です。
「毎日食べる食事なんだから、現実的じゃないレシピを紹介してもしょうがないよね」が、ケンタロウさんのスタンスです。
ケンタロウ本のどのレシピも、いつも行くスーパーに売ってる食材しか載ってません。
聞いたこともないような食材や調味料は、まず出てきません。
いつも使う食材と家にある調味料でできるレシピばかりです。
なんなら、昨日の残り物を使って、今すぐにでも作れるレシピも多いです。

親子なんだから考えや好みが似て当然と言ってしまえばそれまでですが、ケンタロウさんは、親である以前に一人の料理人として、カツ代さんをリスペクトしています。
だからこそ、「いい本だと言わざるをえない」なのです。

ちなみに、この「小林カツ代のおいしいごはんのコツ」のイラストは、
「ケンタロウ 1003レシピ」も手がけたフジマツミキさんです。

ケンタロウ本「1003レシピ」のイラストを描いてくれたフジマツミキさん

 

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