ケンタロウさんも出演する「空想お料理読本」の特典DVDは、あの番組より断然面白い。

ある日、「なにかあるかな」と淡い期待を抱きながら、自転車で隣町の古本屋さんに行ってきました。
もちろん、目的はケンタロウ本です。

探し始めると、すぐに見つかりました。
それは今まで中古屋さんでは見たことがなかった「空想お料理読本」(メディアファクトリー)でした。
ずっと気になってた本です。
古本屋さんに並ぶ本は特典DVDは付いてないことがほとんどですが、これはちゃんと付いてました。
思った以上に安かったので即買いです。

 

欲しかった理由は本文やレシピではなく、このDVDです。
もしDVDが付いてなかったら買ってなかったです。
大急ぎで家に帰って、すぐに再生しました。

悪口を言うつもりはありませんが、ケンタロウさんも出てたなんちゃらごはんという番組より断然面白いです。
比べ物にならないくらいです。

面白い理由 その1

◉ケンタロウ事務所で撮影してるから

ちゃんとしたスタジオではなく、事務所で撮影してるためか圧倒的なホーム感が出てますし、ケンタロウさんもリラックスしてる気がします。

面白い理由 その2

◉作り込まれてないから

ギチギチに編集されてないので、いろんな余計なモノや人がそこらじゅうに映り込んでて、そこがたまらないくらいにうれしくてコーフンします。
なんといってもケンタロウ事務所ですから、見たいモノだらけです。
映像としての事務所なんてまず見ることはできないので、とっても貴重です。
しかもアシスタントさんまでガッツリ映ってます。
ケンタロウ協会としては、あるがままをあるがままに映してもらえることがサイコーにありがたいのです。

YouTube でも1分半ほどの宣材映像が見れますが、とにかくめちゃくちゃ面白いのでぜひ見てほしいです。
信者なら必見レベルです。

実は買う前はわからなかったのですが、よく見るとこのDVDは未開封でした。
おかしいです。
かなり変です。
普通、古本屋さんに売るタイミングというのは読んで不要になった後ですが、封を開けてないということは、たぶんこのDVDを見てないのです。
この本を買った人は映像にはまったく興味がないのか、DVDプレーヤーを持ってなかったか、本文があまりに面白くなかったから見るまでもないと判断したのか。
いずれにしても、なぜ未開封なのか、気になります。

ケンタロウさんも柳田理科雄さんも、終始落ち着いたトーンで進行します。
バラエティ番組でおなじみのお笑い芸人が出てくるわけでもないので、大げさなリアクションもありません。
煽り気味なテロップや効果音もありません。
CM直前にありがちな先の展開をチョロッと見せといて「このあとすぐっ」な余計な演出もありません。
淡々と作って、淡々と試食するだけです。

あしたのジョーの紀ちゃんのトマトサンドイッチが最高に面白いです。
おっさんが手作りしたサンドイッチをおっさん二人が並んでパクついたら、思ってた以上のインパクトだったので何も言えなくなってしまうシーンが大好きです。
何度も繰り返して見てしまいます。
「うまいっ」をおっさん二人で計4回も言います。
正しくは「うまいっ」だけしか言ってません。
「うまいっ」しか言えないくらいに、ガツーンときたのがよくわかるシーンです。

おいしいものを食べても、言葉にできるうちはまだ余裕がある状態です。
何かを食べると、舌からの信号が脳へ行き、脳が感じたのを言葉に変換します。
あまりにおいしいと、脳の処理能力がパンクしてしまって無言になってしまうのです。

お色気ゼロなおっさん二人の無言の数秒間は、絵面的にもキツいものがあります。
地上波だと地味すぎるからとやり直しになったかもしれません。
でも、そこがこの二人の味であり、良さです。
お互いボケることもツッコむこともなく、静かに流れる40分間です。
高校生の文化祭での出し物のノリのような、ある意味NHK教育テレビ的な香りがする「わかる人だけがわかる」感がたまらなく好きです。

何度でも言いますが、なんちゃらごはんより断然面白いです。