【ケンタロウさん】点数にするより、思い出にしよう。

象印のサイトに「夫と妻の料理の意識調査」があります。
そこに、配偶者の作る料理に点数を付けた項目がありました。

夫と妻の料理に関する意識調査 | 象印調査シリーズ | 象印

ここでの「点数」は、味がおいしいかどうか、です。
点数を付けたい気持ちもわかりますが、作る側、つまり、採点される側は、あまりいい気持ちはしないです。
お店や何かのコンテストならまだしも、家族に点数は付けてほしくないです。
何点からが「おいしい」かは、人によって違いますが、仮に90点からがおいしいなら、毎日がテストのようで、楽しむ余裕すらなく、料理どころではありません。

この点数にも、2つの意味があります。
①おいしさ指数
②愛情指数

単純に結果だけ見ると、夫(妻)の料理の点数に見えますが、実は相手のことがどれくらい好きなのかにも思えます。
それが愛情指数、愛情点です。
「料理はおいしいんだけど、あまり好きじゃないので減点」の場合もあれば、「味はイマイチだけど、好きだからボーナスポイント」もあるでしょう。

「夫の料理は0点」の人が15人もいます。
普通に考えれば、0点は食べる価値もないということです。
もはや料理と呼べるかどうかのレベルです。
せっかく作ったのに0点とは、ガッカリにもほどがあります。
そこまでひどいと、さすがに文句を言ってるはずです。
どんな料理なのか、食べてみたいです。

一方で、100点の人も多数います。
いわゆる料理人レベルです。
味として完璧というより、そこに愛情点が入っての満点なのでしょう。

食事は、料理だけでなく、同時に時間も味わっています。
必ずしも夫婦二人だけで食事をしているとは限らないですが、ただ黙々と目の前のお皿に集中しているわけではありません。
見ず知らずの人ならまだしも、夫婦なので、会話もします。
数十分間の時間を共有しているのです。
そういう意味では、高得点の人は、幸せ点もプラスしているでしょうし、30点にも満たない人は、あまり好きじゃないのかもしれません。

よくケンタロウさんは、料理は楽しむものと言います。
作るのも、食べるのも、どっちの時間も楽しいのです。
もっと言えば、買い出しや後片付けも含めて、楽しい時間なのです。

点数を付ける時点で、楽しさはなくなってしまいます。
たとえ90点を付けてもらっても、残りの10点が気になってしまいます。

点数ではなく、ちょっとした失敗を笑いに変えて、それを思い出にする方が、作る側としても救われます。
「あの時は炊飯器のスイッチを入れ忘れて、ごはんがなくて大変だった」と笑ってもらえる方が、ありがたいです。
「あれはダメ」と冷めた目で減点されると、もう次から作る気もなくなって、立ち直れなくなってしまいます。

料理は愛情とよく言います。
愛情さえあれば、どんな味でもいいということではありませんが、作るのにも愛情は必要ですし、食べるのにも愛情は大事です。

ケンタロウさんも言ってます。
「自分で料理を作るだけでもうれしいのに、それを食べておいしいと言ってもらえたら、もっとうれしい」。

 

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