「一人ケンタロウクイズ」に、ハラハラドキドキする。

「ケンタロウさんレシピの〇〇を作りました」というブログをよく見かけます。


大きく分けて3パターンあります。

①見た媒体を書いてくれている
②メニュー名を書いてくれている
③「〇〇を作った」のみ

①見た媒体を書いてくれると、わかりやすいです。
本なのか、雑誌なのか、ネットなのかがわからないと、何を見て作ったのか気になってしまいます。

②たとえば、ハンバーグ一つとっても、いろんなメニュー名があります。
同じハンバーグでも、本によっては、材料の配合も違います。
その媒体のそのままのメニュー名を書いてあると、とてもありがたいです。

③一番気になるのが、何を見て、どのメニューを作ったのかがわからない時です。
そのメニューを探しようがないからです。
「カレーを作った」をヒントに山のようにあるケンタロウさんのカレーレシピから探し出すのはかなり難しいです。

一人ケンタロウクイズ

読売テレビアナウンサー森若佐紀子さんのブログは、②と③が混じったパターンです。
 
2009年4月3日

チャレンジ!! | 森若佐紀子(ytvアナウンサー)『森若佐紀子の超マイペース』

なかなか料理のレパートリーが増えない私・・・。


 
ポイントは、次の3つです。

・ケンタロウ本を見て作った
・トマト缶を使った麻婆豆腐
・魚のホイル焼き

ケンタロウ本を見て作ったそうですが、書名は書いてありません。
ヒントは「かなり前に買った」です。
ただ、「かなり前」は、人によって感じ方が違うので、どれくらい前かはわかりません。
確かなのは、「2009年4月より前」です。

トマト麻婆豆腐は、大きなヒントです。
かなり絞れます。

一番難しいのは、「魚のホイル焼き」です。
どの魚で、どういう味付けかがわからないからです。

頭の中のケンタロウデータベースにアクセスしてメニューを探す作業は「一人ケンタロウクイズ」そのものです。
出題者は、ブログです。
解答者は、私です。
ただ、正解かどうか判定する人も、私です。
正解と断言できる時もあれば、「結局答えはわからない」こともあります。
そこが「一人ケンタロウクイズ」の難点です。

自分一人でのゲームなので、いくらでも難易度を変えることができます。
たとえば、「見ていい本は3冊まで」と制限を設けると、難易度はグッと上がります。
あらかじめ目星を付けなければならないからです。
「手当たり次第に見ていい」は楽です。
全冊全ページ見れば、いつかはわかるからです。

答え合わせ

もう一度、森若さんの文章を読んでください。

「魚のホイル焼き」の前に、「同じケンタロウさんの本」とあります。
この「同じ」が、どこにかかるかで、意味はまったく違います。
私は最初、「同じ本」で探しました。
でも、見つかりませんでした。
森若さんは、「同じ」を「ケンタロウさん」にかけていたのです。
つまり、別の本です。
ここで一気にレベルが上がりました。
「魚のホイル焼き」レシピはいくつもあるのです。

トマト麻婆豆腐

森若さんが作ったトマト缶を使った麻婆豆腐は、「晩ごはん、これ作ろう ケンタロウ100レシピ」(集英社)の、「トマトのマーボー豆腐」と思われます。

この本は2008年10月発売です。
 

あやふやな言い方をしたのは、森若さんはトマト缶を使いましたが、ケンタロウさんは生のトマトを使っているのです。
たまたま家にトマトがなく、トマト缶ならあったので、そうしたのかもしれません。
「味は薄めだった」そうですが、豆腐の水切りが甘かったか、トマト缶の水分量が多かった可能性があります。

魚のホイル焼き

これは難しいです。
結局、わからないままです。

有力なのは、「ケンタロウごはん」(主婦の友社)の、「魚のホイル焼き3種」です。
 

候補2は、
「ケンタロウのごはんがうまいこの一品」(集英社)の、「タラのホイル焼き」です。
 

候補3は、
「ケンタロウのおかずの王様」(主婦の友社)の、「鮭のイタリア風ホイル焼き」です。

 

 
あくまでも予想ですが、なんとなく「魚のホイル焼き3種」の気がしています。
森若さん、当てってますか?