【ケンタロウさん】料理家は、レシピと思い出を届けている。

「SANKEI EXPRESS」連載「ケンタロウのひと皿勝負」の「鶏じゃが」のエッセイが面白いです。

鶏じゃが

 

【ケンタロウのひと皿勝負】鶏じゃが他 誰かの思い出になったら最高+(1/5ページ) – MSN産経ニュース

かつて大学生のころに一度、親の本を見ながら肉じゃがを作ったことがある。


 
ケンタロウさんは、こう言います。

誰かの思い出になったら最高だよな

私は、この一文だけでもう泣きそうです。
ジーンときます。

食べた物がいかにその人の記憶に残るかというのは、料理家だけじゃなく、料理を作るすべての人の永遠のテーマです。
料理の原点でもあります。

ある物を食べたことで昔の記憶が鮮明に蘇ってくることはよくあります。
自分の作った料理が誰かの記憶の中にインプットされたら、こんなにうれしいことはありません。

おいしいに越したことはないですが、その料理がたとえ失敗作だったとしても、もしいい思い出になったなら、それはそれで大成功な料理です。

ケンタロウさんは、レシピという思い出作りのきっかけを届けてくれているのです。
素敵なお仕事です。

彼女のお父さん

上のエッセイで、「年配の人」とあるのは、実はケンタロウさんが当時付き合っていた彼女のお父さんです。
 

ケンタロウのひと皿勝負