ケンタロウ本には、わかる人だけの、隠れアイテムがある。

「おもてなし」(文化出版局)には、レシピとは別に、あることが紹介されています。


おもてなし

それは、BGMです。
目次には、こう書かれてあります。

(紹介した)BGMはその食卓に僕が選んだ曲です

全部で11曲紹介されていて、全曲洋楽です。
しかも古い曲ばかりです。
全曲知ってる人は、かなりのマニアです。
何曲かは知ってるけど、他はわからないという人も多いでしょう。

その曲タイトルを見て、2通りのタイプに分かれます。

①見るだけの人
②その曲を調べて、聴いてみる人

ケンタロウさんが紹介した曲は、レシピとは関係ありません。
知っていても知らなくても、味には影響しません。
レシピ本なので、タイトルを見て「ふーん」と素通りしても、まったく問題ありません。

「知らない曲だけど、どんなのだろう」と調べる人もいます。
聴いてみて、自分の好みとは違うこともあります。
それでもいいのです。
思ってたのと違っても、「ケンタロウさんはこういうのが好きなんだ」というのがわかります。

曲を調べて、聴いた後、さらに2通りのタイプに分かれます。

①聴くだけの人
②その曲を誰かに教える人

以前、「おもてなし」に紹介された、その11曲をリストアップしました。
 


 
②は、まさに私です。
私は、気になると、すぐに調べます。
それがわかると、誰かに話したくてウズウズするのです。
このブログは、そんなウズウズでできています。

ケンタロウ本には隠れアイテムがある

ケンタロウ本には、レシピとは関係ない隠れアイテムが、いろんなところに散りばめられています。
わかる人にはすぐにわかりますが、わからない人には、たとえ見えていても、それがアイテムだとは気づきません。
それが隠れアイテムです。

字や写真としても見えていても、わかる人とわからない人がいるのです。
わざわざBGMを紹介しても、それを調べない人にとっては、何も書いてないのと同じです。
「ルイ・プリマの曲は、他の本でも出てきてたな」「それほど好きなんだな」というのがわかりますし、「この料理にこの曲を合わせるって意外だな」とケンタロウワールドがより深くわかるのです。

あくまでも隠れアイテムです。
必須ではありません。
あってもなくてもどっちでもいいのです。
なくても困りませんが、あったほうがより楽しめるアイテムです。
私は、ケンタロウ本の隠れアイテムを、どこかにないかなと、ずっと探しています。
探しまくったから、もうないと思っていても、どんどん見つかります。
だから、ケンタロウ本は面白いのです。
 

今できること自分だけの「隠れアイテム」を、見つけよう。