春野菜を見ると、ケンタロウさんを思い出す。

私は春野菜の3文字を見ると、ケンタロウさんを思い出します。

正しくは、ケンタロウさんのエッセイを思い出すのです。

春の野菜

それが「SANKEI EXPRESS」連載「ケンタロウのひと皿勝負」の「豚肉と菜の花の炒め物」です。
春野菜を見ると、必ずこのエッセイを思い出します。

前にも書いたと思うけど、これだけ技術が進歩して、農法も変わって流通も発達したのに、春の野菜は旬の時期にしか出回らないものが多い。

たとえば、たけのこ。
水煮は通年買えるけれど、生のたけのこはよっぽど遠く外国から取り寄せでもしない限り、絶対に旬の時期にしか手に入らない。

空豆や新じゃがいも、今回使った菜の花もそうだ。
店先に並ぶと、ああ、春だな。
と、ありきたりだけど、でもやっぱりそう思う。
食材で季節を感じるのは、なかなか素敵なことだ。
料理をしているとそういう楽しさがある。

一方では、料理を仕事にしていると、旬じゃない時期に食材の入手を迫られることがある。
雑誌の撮影などは2~3カ月前に行われることもざらだ。
そういう時は苦労して(実際に苦労するのは八百屋さんだけど)、暖かい地域や外国から手に入れる。
先取りのうれしさと、先に見てしまう面白くなさのような、両方の気分を味わうことになる。
近所の店先で、ああ、春だな、と感じるのが本当は最高だ。

引用:豚肉と菜の花の炒め物|ケンタロウのひと皿勝負

春野菜を使ったケンタロウさんレシピ

大っきいおかず 小っちゃいおかず

「大っきいおかず 小っちゃいおかず」(講談社)には、「春夏秋冬 おかず新レシピ24の組み合わせ」として、下記メニューが載っています。

・牛肉とアスパラガスのオイスターソース炒め
・焼きたけのこ
・春キャベツのサラダ
・えびと菜の花のからし炒め
・かぶのトマトシチュー
・かぶの葉めし
 

Vingtaine ヴァンテーヌ

雑誌「Vingtaine ヴァンテーヌ」(婦人画報社)2000年4月号の連載「ケンタロウの晩ごはん何にする?」は「春野菜で元気になろう」がテーマです。

下記7品が載っています。

・お花畑ラザニア
・焼きタマネギ
・ニンジンとアスパラのバターソース
・キャベ玉
・新ジャガの素揚げ
・菜の花のおひたし
・たけのこのさっぱり煮

ケンタロウの恋するハッピーメニュー

講談社Webマガジン「MouRa」連載「ケンタロウの恋するハッピーメニュー」には、「春野菜のラザニア」があります。
 

春野菜のラザニア|ケンタロウの恋するハッピーメニュー

作り方


 
「ふたりのハッピーメニュー」(講談社)にも収録されています。

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