【レシピあり】ケンタロウ直伝。彼と彼女の「楽しみ」ごはん/インタビュー

本からの抜粋ですが、「CONTENTS」内のレシピ6品とインタビューが見れます。
ただし、ムービーは見れません。

ケンタロウ直伝。彼と彼女の「楽しみ」ごはん

 

私は、料理家という人は、ちゃんとしたものしか食べないと思い込んでいました。
今思えば、ただの偏見だったのですが、味はもちろん、栄養的にも正しいものを食べていると思っていたのです。

ある日、ケンタロウさんがポテトチップスを食べている写真を見て、ショックを受けました。
料理家なのに、ジャンクフードを食べていたからです。
と同時に、「料理家であっても、普通の人なんだ」と安心したのを、今でもよく覚えています。
それ以来、ケンタロウさんを見る目が変わりました。

ケンタロウさんは、いつも「食べたいものを食べたいように食べようよ」と言います。
上のインタビューでも、「まずは味ありき」と言ってます。
「ちゃんとしたものを作って正しく食べよう」と言わないのが、ケンタロウさんです。

ちゃんとしたものを作って、正しく食べるのも、一つです。
食べたいものを食べたいように食べるのも、一つです。
どちらが正しいのかではなく、どちらも正しいのです。
それは生き方です。

「俺は食べたいように食べるけど、君はどうする?」が、ケンタロウさんのスタンスです。
決して「ちゃんと食べよう」とは言いません。
そう言われるとつらいのがわかるからです。
誰だって食べたいように食べたいのに、「ちゃんと食べよう」と言われるのはつらいです。
つらいまま食べてもおいしくありません。
楽しくありません。
つらい食事は、もはや食事ではありません。
ただの苦行です。

ケンタロウ本を読むとわかりますが、ケンタロウさんはおいしく作るよりも、まずは食事を楽しんでほしいと願っています。
それはケンタロウさんが一番よくわかっています。
だからこそ、いろんな場面で何度も何度も伝えてくれているのです。

ケンタロウさんは、食事が楽しくなるにはどうすればいいかを、レシピを通して教えてくれています。
ただのレシピ本ではなく、食べることの楽しみ方の本なのです。

 

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