【ケンタロウさん】聞かれる前に、「おいしいね」を言うと、恋が始まる。

ケンタロウさんは、おいしいと思ってくれているかどうかが知りたいと言います。

とてもよくわかります。
「誰かに料理を作った時は、必ずおいしい?と聞く」とも言ってます。

出典:「Web現代」連載「ケンタロウの恋するハッピーメニュー」vol. 21 ハンバーガー より

私は、食べることよりも、作る方が好きです。
食べなくてもいいので、ずっと作っていたいくらいに、好きです。
食べる分以上は作れないので、ガマンしているほどです。

ある人にごはんを作った時のことです。
無言で食べているのです。
食べっぷりで、きっとおいしいんだろうなというのはわかります。
どうやら「おいしい」を言わない人のようなのです。
私も好きで作っているので、自分からは「おいしい?」とは聞きません。
それでもやっぱりおいしいかどうかは気になります。
つい「ガマンして食べないか」と勘ぐってしまいます。
その人は、イマイチの時だけ、「固いね」など言うのです。
本人としては悪気はないのですが、ちょっと感じが悪いです。

作ってもらった料理を食べて「おいしいね」を言うのは、義務ではありません。
義務ではないですが、言った方がいい言葉です。
もちろん、嘘を言う必要はありません。
料理を作った側からすれば、「おいしいね」は褒め言葉であり、ねぎらいの言葉でもあります。
言われると、やっぱりうれしいです。
次のモチベーションにもつながります。
初めて作った料理でも、「これ、おいしい」と言われることで、自信にもなります。

雑誌「ku:nel クウネル」(マガジンハウス)で、ケンタロウさんは「カツ代から何度もおいしい?と聞かれて、喜ばせるのも気持ち悪いからスルーしてたけど、作る側になってみると、聞きたいのがわかる」と言っています。

出典:ku:nel クウネル
マガジンハウス
vol.34(2008年11月号)

「ケンタロウが語る「俺んちの味」。小林家のあたりまえ。」より

 

「おいしい」のたったひと言で、その場の空気が一気に動きます。
魔法の言葉です。
そのひと言があるかどうかで、食事はまったく変わってきます。

お友達のカヨさんは、「おいしいね」の達人です。
何を食べても、いつもニコニコしながら「おいしいね」を言っています。
ビールの注ぎ方にこだわったお店に連れて行った時も、何度も「ここのビールおいしいね」と言って感激してくれました。
スターバックスに行っても、「おいしい」と言います。

こっちが聞いて「うん、おいしいよ」と答えられると、ちょっと社交辞令的な感じがします。
あまり親しい関係ではなかったりすると、つい空気を読んでしまって、「おいしいよ」としか返せなくなります。
食べておいしい時は、聞かれる前に「おいしいよ」と言うと、相手もうれしいです。
それほど気にならなかった人なのに、そのひと言で恋が始まるかもしれないのです。
ますます魔法の言葉です。
初めて行くお店でも、気に入った料理があったら、帰り際に「おいしかったです」と言うと、いいお客さんになれます。
そういうお客さんは、必ず覚えてもらえます。
「おいしい」は、人間関係をも変えてしまう魔法の言葉なのです。

今できること「おいしい?」と聞かれる前に、「おいしいね」を言おう。

◉こちらもどうぞ

【ケンタロウさん】今食べてる物が、未来を作る。