【ケンタロウさん】関係ないことは、一つもない。
- 2019.01.10
- ケンタロウさん
日めくりケンタロウでは、一見、ケンタロウさんに関係ないようなこともどんどん取り上げています。
たとえば、花火師や消防士、杵・臼などです。
花火師も消防士も、どちらもケンタロウさんがやりたかった仕事です。
杵と臼は、ケンタロウさんが餅つきをした話で出てきたので調べたのです。
どれも直接的にはケンタロウさんに関係ありません。
花火師や消防士のことを知らなくても、普段の生活で困ることもほとんどありません。
日常生活ではそういうことはよくあります。
たとえば、電車の動力システムのことを知らなくても通勤には困りません。
電子レンジの仕組みがわからなくても、数分待てばレトルトカレーは温まります。
知らなくていいからといって、関係ないかといえば、そんなことはありません。
たとえば、消防救助技術大会というのがあります。
先日、ニュースでもやっていました。
消防士の仕事を調べていたこともあって、「こういうのもあるんだ」と見入ってしまいました。
もし調べていなければ、完全にスルーしていました。
調べていたことが伏線になっていたのです。
ちょっとした伏線ですが、小さくても日常生活も伏線だらけになると、俄然面白くなります。
自分には関係ないからとバッサリ切り捨てないことです。
突き詰めると、自分には関係ないことは一つもありません。
自分には関係ないと思えるようなことでも、どこかでつながっていたりするのです。
見えている部分だけが、世界のすべてではありません。
見えていないところも、必ずどこかにつながっています。
自分が知らないだけです。
「自分の知らないこと」イコール「存在しない」ではありません。
「花火師のことなんて自分には関係ない」と思った人は、そこがあなたの知性の限界です。
「自分には関係ない」は、自分の世界を閉じているのと同じです。
自ら成長を止めてしまっています。
「花火師ってどんな仕事なんだろう」と思えるのが吸収力のある人です。
その仕事のことがよくわからなくてもいいのです。
大事なのは、関係ないからと切り捨てないことです。
関係あることだけ知ろうとするのは、メリットがあるかどうかで見ているのと同じです。
メリット・デメリットで動く人は、どんどん世界が狭くなります。
関係のない隣の言葉も見よう
自分の世界を広げるのは、辞典の隣の言葉を見るのと似ています。
国語辞典でわからない言葉を調べた時に、その言葉の隣の言葉も見ることで世界は広がります。
本来、わからない言葉を調べるのが目的なので、隣の言葉は関係ありません。
でも、関係のない言葉の意味も見ておくことで、世界が広がります。
そのページの全部の言葉を覚える必要はないのです。
調べた言葉の左右2つの言葉を見れるかどうかで、自分の世界の広がりは格段に違ってくるのです。