【ケンタロウさん】景色を変えると、味が変わる。/ビール

暑い日の帰り道、家にキンキンに冷えたビールがあると思えるだけでうれしくなります。
さっきまで重かった足取りもちょっと軽くなっています。

やっぱりビールです。
ゴクゴク一気に飲み干したい時は発泡酒でもいいですが、じっくり飲みたい時はビールに限ります。
しかも、コンビニや小さなお店には置いてないような度数も高めで、ラベルのオシャレなビールなら最高です。

家に着くなり、大急ぎで鍵を開けて、冷蔵庫までダッシュ、ではありません。
今日はじっくりと飲む日です。
軽く着替えて、財布と iPhone とイヤホンを持ち、スニーカーに履き替えてウォーキングです。
帰ってすぐのシャワーのためにタオルと着替えも準備しておきます。
もちろん、グラスを冷蔵庫に入れるのも忘れません。
財布を持って出るのは、ウォーキング中に思いついた食材を買うためです。
なので、スーパーの前を通るようなコース設定にしてあります。
90分も歩くと、汗だくです。
さっきまでイヤホンで聴いていた曲を、今度は鼻歌で歌いながらシャワーを浴びます。
お楽しみのビールは、もうすぐです。

「ごくらくの食卓」(主婦と生活社)の「冷たいビールの夜」は、暑い日の風呂上がりのビールはおいしいというエッセイです。

冷たいビールの夜

2階から上に住んでる人へのお話。
真夏にお風呂に入ってから、冷たい冷たいビールを飲むお話。
冷たい冷たいワインというのもいい。
まず窓を開ける。
窓を開けたらいきなり商店街の人や、いきなり環八の人も、とにかく窓を開ける。
それはそれで最高に楽しい。
冷蔵庫にはビールとグラスとトマトのサラダ、冷たい冷たいトマトのサラダ。
お風呂からあがったらビールとグラスとトマトのサラダを持って窓のところまで行く。
窓から外を見ながらビールを飲む。
暑くて涼しくて冷たいビールの夜。
音楽はあったかいレゲエでどうぞ。

(54ページより引用)

帰ってすぐ冷蔵庫から出した缶ビールをそのままゴクゴク飲むのと、シャワーを浴びて、気持ちを落ち着けて、窓から外を眺めながら飲むのとでは、同じビールでも味は違います。
味は同じなはずなのに、よりおいしく感じるのです。
同じ部屋の中でも、座る位置が変わるだけでも味わいは変わります。
見える景色が変わるからです。
家の中でも食べる場所や座る位置を変えるだけでも味は変わるのです。
わざわざ遠くに出かける必要はないのです。

お風呂

ビールの前には、まずお風呂です。
清めの儀式のようなものです。

窓を開ける

家に帰ると、すぐに窓を開けます。
空気の入れ替えです。
もっと言えば、「気」の入れ替えです。

「窓を開け、あ、いや、なんでもないです」

理想の景色

いきなり商店街

いきなり環八

(環状八号線)

ビール

ケンタロウさんはアメリカの「Rolling Rock」が好きです。

もちろん、グラスも冷やしておきます。

冷たいワイン

トマトのサラダ

レゲエ

ケンタロウさんは、
Bob Marley & The Wailers – Legend
が好きです。

素直に胸打たれる1枚

 

出典@k ケンタロウ+キッチンでおいしい生活
(ソニー・マガジンズ)
「いつもかけてるお気に入りのCD」より

 

ガラスのお皿

ガラスのお皿というのも涼しげでいい