【ケンタロウさん】「なんでもいい」と答える人は、「興味がない」と言ってるのと同じ。

「何が食べたい?」と聞かれて、「なんでもいいよ」と答える人がいます。

ケンタロウさんにとって「なんでもいい」はあり得ません。
そういう概念がありません。
ケンタロウさんは、何より食べることが大好きです。
ケンタロウ本は、見た目こそレシピ本ですが、実はケンタロウさんの食べたいものリスト集のようなものです。
それくらい食べたいものが山のようにあるのです。
 

好きなものを大事に食べたい

雑誌「クウネル」(マガジンハウス)で、ケンタロウさんはこんなことを言ってます。

・食べ物では冒険しない
・新規開拓には興味がない
・自分が知ってるうまいものだけで十分
・食事はそれがどんな味だったとしても、必ずお腹がいっぱいになってしまう
・失敗しても、すぐに続けて別のところでやり直すわけにはいかない
・信条として、どんなにまずくても残せない

出典:ku:nel(クウネル)
マガジンハウス
vol.27(2007年9月号)
「smile food .09 絶対に僕を裏切らない味。」より

 

カツ代さんとの共著「カツ代流ほのぼのおかず ケンタロウ流思いっきりメシ」(講談社)にも、こうあります。

1回のご飯をムダな失敗にはしたくない
ひと口食べて残すということはできない
まずくてもお腹はいっぱいになってしまうから

 

「なんでもいい」と言う人は、食べることにそれほど興味がないのです。
ケンタロウさんは、とにかく好きなものを大事に食べたいのです。
どうでもいい、ただのごはんではなく、毎日毎日、毎回毎回の食事が特別なのです。
運命のごはんであり、ある意味、命がけなのです。

「で」いいと、「が」いいは違う

「なんでもいい」は、選ばれる側からしても失礼です。
人間関係に置き換えるとわかりやすいです。
「あなたがいい」と「あなたでいい」では、印象はまったく違います。
「あなたでいい」は「なんでもいい」と同じです。
「が」と「で」のたった一文字の違いですが、意味合いはまったく変わってくるのです。
「あなたでいい」と言われてうれしいと喜び人はいません。
食べ物も同じです。
「カレーでいい」と言われるより、「カレーがいい」と言われたいはずです。
「カレーでいい」と言われたら、カレーだってカチンときますし、カレーに失礼です。
食べ物は生き物ではありませんが、そういう視点を持つことは大事です。
どんな食べ物でも、おいしく食べてもらいたいのです。
 

今できること「でいい」ではなく、「がいい」と言おう。