ケンタロウ本「あれ・コレ・それ」には、うれしくなる工夫がある。

『ケンタロウこんだて ごはんとおかず「あれ・コレ・それ』(講談社/2004年)は、「大っきいおかず 小っちゃいおかず」(講談社/2001年)の再編集本です。

 

タイトルも体裁も違いますが、内容は同じで、新たに写真とイラストを追加しています。
詳しくは、下記をどうぞ。

ケンタロウ本「大っきいおかず 小っちゃいおかず」と再販版「あれ・コレ・それ」はここが違う

この本に読者アンケートのハガキが付いてます。
よくあるアンケートハガキではなく、ケンタロウさんの直筆です。
切り取ってポストに投函するのがもったいないくらいの「ケンタロウ度」です。

ケンタロウ本のケンタロウ度を測ってみた

アンケートなので、質問が書かれてあります。
ケンタロウさんが考えたのか、編集者さんが考えたのかはわかりませんが、面白い質問があります。

ちなみに「大っきいおかず 小っちゃいおかず」は持っていますか?

再販本だからこそ聞ける質問です。
「念のため聞いてみたいのですが」が、「ちなみに」によく表れています。
私も著者なら、やっぱり同じことを聞いてみたいです。

買って喜ぶ人とガッカリする人

「はい」と答えた人は、同じ本を買ったということです。

この「はい」にも、2つの意味があります。

①同じ本だと知っていて買った
②同じ本だとは知らずに買った

①の人は、よっぽどのケンタロウファンです。
レシピ本として前作を買った人は、同じ内容の本を買う必要はないからです。
追加された写真やイラスト目当てで買っているのです。

②の人も、2通りに分かれます。

(1)買ってよかった
(2)買うんじゃなかった

同じ本だとは知らずに買って「同じじゃないか、損をした」とガッカリした人は、レシピ目当てだったのです。

料理やレシピとは関係のないところをつい見てしまうのが、根っからのケンタロウファンです。
レシピ本ではなく、写真集として見ています。
それがアンケートハガキだったりイラストだったりするのです。

普通、中身は同じで、タイトルだけ変えて再販されるとガッカリします。
でも、新たに写真やイラストが追加されてると、「ズルいな」と思いながらも「ま、いっか」と許せるのです。
それが小さな工夫であり、小さな心配りです。
追加された写真やイラストは、ケンタロウさんの優しさなのです。

今できること好きな人のために、もうひと工夫しよう。