【ケンタロウさん】ぶりは魚だけど、肉っぽいところがいい。

ケンタロウさんのぶりの話には、肉が出てきます。

ぶり照り焼き丼

講談社ウェブマガジンMouRa連載「ケンタロウんちの食卓」の「ぶり照り焼き丼」のエッセイには、こうあります。

ちびっこの頃は肉が何よりえらいと思っていたから、晩ごはんが魚のおかずだと知った時は少しテンションが下がった。
そりゃそうだ。
それが正しい。
そんな中で、魚でもまったくぜんぜん問題なしで、ウェルカムな料理がふたつだけあった。
それがフライとブリ照りだ。
甘辛こってりでごはんがすすむおかずは、たとえ魚でもうれしかった。
特にブリはどこかなんだか肉的なところがあるからよけいいいのかな。

引用ページ:ぶり照り焼き丼|ケンタロウんちの食卓(2005年3月2日)
(上記ページにはレシピがあります)

書籍版(講談社)には、上記エッセイは未収録です。

ブリのバターしょうゆ焼き

「SANKEI EXPRESS」連載「ケンタロウのひと皿勝負」に「ブリのバターしょうゆ焼き」があります。

ブリは何となくどこか肉っぽくてうれしい、という話を確か前に書いた。
ブリのどこが肉っぽいのかはうまく言い表せないが、脂っけのうまみが動物的なのかな。
まあ、魚なのに肉っぽくて良いなんて言われても、ブリはまったくうれしくないだろうとも書いたな。
が、しかし、そうはわかった上で、さらにしつこく他にそういう動物的なうれしさのある魚ってあるかなと考えてみた。

たとえばカツオ。
もろに赤身の肉みたいだ。
カツオはもしかしたらブリを超えて魚界の肉っぽさランキングの頂点かもしれない。

他には、寿司屋さんで出てくるまぐろの大トロのあぶりも、サシの入った高級牛肉のステーキそのもの。
香りは確かに魚のものだが、脂の焼ける香ばしさは限りなく肉的だ。

少し趣は違うかもしれないが、ウナギもどこか。
どこが? と聞かれると答えにはとても困る。
でも肉っぽい感じがする。

肉っぽいのがうれしいのは、ごはんが進むからだと思う。
動物的な脂のうまみは、肉っぽい濃い味によく合うし、濃い味はごはんに合う、というわけです。
魚のみなさん、褒め言葉が肉ばっかりでごめんなさい。

引用:ブリのバターしょうゆ焼き|ケンタロウのひと皿勝負

「前に書いた」とあります。
その「前」のエッセイを探してみましたが、あいにくありませんでした。
どんな内容だったのか、とても気になります。

ブリのごまだれ焼き

同じ「ケンタロウのひと皿勝負」には「ブリのごまだれ焼き」もあります。

魚の中でも一番好きなやつのうちのひとつがブリです。
前にブリはどこか肉っぽいうまさがあるから好きと書きましたが、そういうことです。
ひとえに脂のノリっぷりってことでしょうか。
ブリの魅力は脂だけじゃないのは重々承知していますから、ひと言で片づけるのは乱暴な話だとは思う。
けどやっぱり、どう考えても最大の魅力はやっぱり脂のうまみだな。
脂っけのないブリなんて全然食べたくありません。

引用ページ:ブリのごまだれ焼き|ケンタロウのひと皿勝負

ぶりが肉っぽくてうれしい理由

「ブリのバターしょうゆ焼き」で言ってるように「ごはんが進むから」です。
もうこれしかありません。
これぞケンタロウさんです。
あくまでもメインはご飯です。

ケンタロウさんの脳内の図式はこうです。

ぶり = ご飯がすすむ = 肉 = うれしい

ケンタロウさんにとってご飯がすすむ食べ物は、たとえ魚であっても、それはもう肉なのです。
 


 

ぶりは肉っぽい

念のため「ぶり 肉っぽい」で検索してみたところ、いくつかヒットました。

肉のような濃厚な味わい

ぶり 料理レシピ 厳選83品|オレンジページnet

「ぶり」のレシピ一覧です。


 

お肉みたい

ステーキみたいなぶりの照り焼き

フライパンでこんがり焼くだけ!

ぶり ブリ

 

ぶり (ブリ) / お魚図鑑 – マルイチ産商

成長段階に合わせ、いくつもの名をもつことから、代表的な「出世魚」とされています。