中学の2学期から顔つきが変わったのは、夏休みにケンタロウ本を読んだからかもしれない。/逗子市立図書館

逗子市立図書館の図書館だよりで、ケンタロウ本を紹介してくれています。

マーメイド通信

2013年7月1日発行

夏休みに読もう中学生におすすめの本|マーメイド通信|逗子市立図書館

奥深い料理の世界へ、ようこそ

職員Mさんが紹介した本は、「ケンタロウのごはんがうまいこの一品」(集英社)です。
なかなか渋いチョイスです。
「え、それ?」と思ってしまうくらいに、意外すぎるチョイスです。
なぜその本なのか、とても気になります。

中高生男子諸君、さあ夏休みに料理をしてみよう!
難しいことはいらない、自分がページをめくって、美味しそう、と感じたものにチャレンジしてみてください。
意外と簡単、思ったより奥深い料理の世界へ、ようこそ。

Mさんは、きっとロマンチストです。
ただロマンを語るだけでなく、ちゃんと本質も捉えています。

「奥深い料理の世界へ、ようこそ」は、本の帯のキャッチフレーズのようです。

夏休みに出会ったケンタロウ本

この図書館だよりがすごいのは、中学生を対象にしているところです。
「ケンタロウのごはんがうまいこの一品」は中学生が読めないほど難しい料理本ではありませんが、おそらくケンタロウさんも集英社さんも中学生をターゲットに作ってません。
制作サイドからすれば、中学生は「意外な読者」です。

図書館だよりを見て、どれだけの生徒が実際にケンタロウ本を手に取ったかはわかりませんが、ひょっとしたら料理に興味を持ってくれたかもしれません。
思った以上にハマって、2学期の登校初日にクラスメイトから「あれ? お前、なんか顔つき変わったな」と言われたら、それはきっと夏休みに読んだケンタロウ本のせいです。

いつかプロの料理人になった人が「僕の人生を変えたのは夏休みに読んだケンタロウさんの本のおかげです」と答えてくれるかもしれません。