図書館で借りたレシピ本をスマホとPCで活用する方法

私はレシピ本が大好きで、図書館でもよく借ります。

図書館で借りたレシピ本はどのように活用してるでしょうか。
気になって借りた本なので、作ってみたいレシピがいくつかあると思います。
本によっては「ほとんどが気になるレシピ」という場合もあります。
借りた本なので、2〜3週間後までには返却しないといけません。

気になったレシピを見つけた時、どうしていますか?
暗記しますか?
まず無理です。
メモしますか?
1つや2つなら書けますが、長いレシピをいくつも、あるいは1冊まるごと、さらには何冊も借りた場合は現実的ではありません。

私が図書館で借りたレシピ本をどう活用しているかを説明します。
スマホとPCがあればお金は使いません(通信料や電気代は除く)。

カラー/白黒コピー

借りた本をまるごとコピーするのが一番いいです。
体裁は別として、カラーコピーなら本のようなクオリティで見ることができます。
ところが、コンビニでカラーコピーすると、
B4➔50円
A3➔80円
です。
本1冊まるごとコピーするとなると、買った方が安くなってしまいます。

白黒コピーだとかなり安くできます。
ただ、色の濃い写真の上に文字があると、コピーすると文字が真っ黒で何も見えないことがあります。
しかもレシピ本は全面カラーが多いので、本のデザインによっては肝心なレシピがよくわからないことも少なくないです。
私も白黒コピーのレシピ本を大量に持っていて、ほとんどは支障もなく読めていますが、やっぱり字がつぶれて読みにくい箇所もあります。

クオリティを求めるならカラーコピーですが、図書館で借りたメリットもなくなってしまいます。
少しくらいの出費が許せるなら白黒コピーがオススメです。

今回は「お金を使わずに」なので、あえてコピー機は使いません。
使うのは、スマホとPCです。
スマホだけでも問題ないですが、PCがあった方がいいです。

標準のカメラアプリで撮影する

使用するのは、標準のカメラアプリだけです。
好きなカメラアプリでも構いませんが、私もいろんなアプリを使いましたが、標準のカメラアプリが一番いいです。
その理由は、手軽さとスピードです。

レシピのページを撮影するだけなので加工もしません。
アプリによっては撮影ごとに保存を求められることもあるので、そういうのはないのがいいです。

スキャンアプリ

アプリに詳しい方なら「スキャンアプリは?」と気になるかもしれません。
確かに文書を撮影するなら、スキャンアプリは便利です。
私もいくつかのスキャンアプリを使ってみました。

結論は「便利だけど、使えない」です。

スキャンアプリは自動でいろんな処理をしてくれるので便利です。
ただし、「場合によっては」です。

レシピ本をまるまる1冊撮影するのには向いてません。
実際にやってみるとわかると思いますが、かなりの時間がかかって結構イライラします。

スキャンアプリ「SwiftScan」

「SwiftScan – ドキュメントスキャナ」を App Store で

 

たとえば「Scanbot」では、起動するとすぐに読み取りが始まり、紙(本)の大きさを測定し始めます。
本によっては、この段階で待ち時間が発生します。
なかなか読み取ってくれないことが多々あるのです。
スキャンが終わり、確定されれば自動的に撮影されます。

次に必要ならトリミングをし、名前(できればレシピ名で)を付けて保存して、ようやく終了です。
名前なしでも保存できますが、後で「絶対」困ることになるので、その場で付けた方がいいです。

たった1枚(1ページ)の撮影にこれだけの手間と時間がかかってしまうのです。
本まるごと1冊となると、いくら時間があっても足りません。
それどころか精神が崩壊します。
2、3ページならいいですが、ある程度のページとなるとオススメできません。

スキャンアプリ「Scannable」

「Evernote Scannable」を App Store で

 
「Scannable」はスキャン速度も速くて精度もよく、仕上がりもきれいです。
ただ、いちいちトリミングが必要な場合が多いです。
これもその都度名前を付けて保存しないといけないので、本まるごと1冊となると向いてません。

決して上記2つのアプリがダメということではなく、本まるごと1冊だと手間と時間がかかりすぎてしまうのです。
どちらも無料アプリなので、どんな感じかぜひ一度試してみてください。

①撮影する

標準カメラアプリで撮っていくのですが、「ただひたすら撮る」それだけです。

注意点は、部屋の明るさと端末のバッテリや容量です。
部屋の向きと撮影する時間帯によってはきれいに撮れないことがあるので、部屋の明るさは注意したほうがいいです。

あとはバッテリです。
使用する端末によっても異なりますが、私の iPhone では、フル充電で始めて3冊で300枚くらい撮って、だいたい30〜40%にまで減ります。
むちゃくちゃ早いです。

もちろん、容量も注意が必要です。
最近の端末は高画質の写真が撮れる分、それだけ容量も大きくなります。
仮に1枚2MBだとしても、300枚で600MBです。
ギリギリの容量で使い回してる端末だと「これ以上撮れません」とエラーになることもあるかもしれません。

②PCに転送する

ここまでは撮影することを説明してきました。

ここからは、その撮影した画像をPCを使って保存していきます。
今はスマホの中に画像がある状態です。
もちろんそのままでもいいのですが、容量も気になりますし、このままだと「活用」はできません。
なので、いくつかのサービスを使って処理します。

Dropbox

まずは、Dropbox を使います。

Dropbox はいろんなファイルをオンライン上(クラウド)に保存しておけるサービスです。
無料で使えます。
似たようなサービスはいくつもありますが、どれを使っても大丈夫です。

Google Drive,
Box,
OneDrive
など

今回は Dropbox を使います。
まず、Dropbox のアカウントを作成し、設定内の「カメラアップロード」をONにします。
これで iPhone 内のカメラロールをすべて転送してくれます。
(これまでの写真が全部転送されますが、不要なら Dropbox 内から削除もできます)

転送が終われば、PCからも Dropbox サイトにアクセスし、ログインします。
Dropbox 内のフォルダに画像が転送されてることを確認したら、一旦別のフォルダかデスクトップに移動させておきます。

③トリミングをする

次に必要なら個々の画像をトリミングします。
割と細かい作業で、人によってはめんどくさいと感じるかもしれないので必須ではありません。
しなくても問題ありません。

ただ、トリミングすると画像の容量も削減できますし、見栄えもよくなります。
(トリミングの仕方はOSなど使用環境によって異なるので説明は省きます)

④画像の容量を削減

次は画像の容量を削減しておきます。
Dropbox は無料でも使えますが、無料プランだと2GBまでの容量です。
なるべくなら容量は抑えたいので、私は「Tiny JPEG」を使って容量を削減しています。

使い方は簡単です。
Tiny JPEG」にアクセスし、中央の枠内に削減したい画像ファイルをドラッグアンドドロップするだけです。
すると、すぐに処理が始まり、完了したら下の一括ダウンロードボタンを押します。

詳しくは
画像の容量を圧縮してくれる「Tiny JPEG」
を参照してください。

画像の容量を削減できたら、Dropbox フォルダ内にあった元画像を削除し、ダウンロードされた削減済み画像ファイルを戻します。
(今回は Dropbox で説明してますが、他のサービスでも構いませんし、PC内のどこに保存しても大丈夫です)

⑤Evernote へ保存

レシピ本を撮影し、PCに転送し、トリミングし、画像の容量を削減するところまで済んだら、次は Evernote への保存です。

Evernote はデジタルノートサービスです。
いろんなファイルを保存できて、画像内の文字も検索できるのが大きな特徴です。
つまりレシピが検索できるのです。

ただし、無料版では月間で使用できる容量が60MBまでです。
先ほど3冊/300枚で600MBくらいと言いましたが、60MBまでだとほとんど保存できないのです。

60MBを使い切ってしまうと有料版に切り替えるか、月間制なので1ヶ月間待たないといけません。
「とにかく無料で」という方には、何をどう保存するかが大事になってきます。
そういう意味では使い方を選んでしまいます。

もちろん、Evernote は必須ではありません。
先ほどの Dropbox や Google Drive, Box, OneDrive でも大丈夫です。

注意

いずれも画像を保存する時のファイル名はちゃんと付けた方がいいです。
ファイル名はレシピ名にしておくのがいいです。
このファイル名(レシピ名)を入力する作業は、地味でほんとに面倒です。
でも、レシピ名がないと検索すらできません。
あとで必要になる時のためにも、面倒でもレシピ名は入力しておいたほうがいいです。

ちなみに、画像ファイルを Box に保存した例ですが、こんな感じです。

上の画像でわかるように、レシピ名があるかないかの違いは一目瞭然です。
パッと見てわかる、はとても大事です。

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