【ケンタロウさんはこう育った】小林カツ代さん「はやく大きくな〜れ」ザックリまとめ

小林カツ代さんの育児書「はやく大きくな〜れ」をまとめます。

はやく大きくな〜れ

幼年期こそが子育てのカナメ
(学陽書房)
1998年6月発売

この本は、カツ代さんが長女のまりこさん、長男の健太郎(ケンタロウ)さんを育てながら書いていた連載をまとめた育児書です。

メインは、4歳〜5歳の話です。


小林家が行かせたい幼稚園の3つの条件

①通園バスがないところ
・自分の足を使わせたい
・雨風など自然を感じさせたい

②既製の教材を使わないところ
・自分がやらなければ出来上がらないものをやらせたい

③人間的にいい先生がいるところ

幼稚園

行ってた幼稚園は、幼稚園教育研究所付属四歳児教室
・週3日制
・もともと三歳児教室に週1で通っていた
・ユニークなカリキュラム
→水泳
→忍者体育
→乗馬
→剣道
→合宿
→舞踊
→太鼓

金魚が死ぬ

4歳の時、飼っていた金魚が死んでたのをケンタロウらが見つける
庭の花壇に穴を掘りその死んだ金魚を埋めようとしたら、
ショックだったようで急に泣き出す
それを見た母は退院したと嘘を言い、後日買う
(金魚の名前は太郎ちゃん)

キミノリくん

幼稚園のクラスメイトのキミノリくんを尊敬してる
ある日、見たい紙芝居が違ったことで大ゲンカ
後日仲直り

小林一茶

幼稚園で小林一茶を習ってた

テープレコーダー

テープレコーダーをいじって不調にした
ケンタロウを叱ると、それを見た姉のまりこが母を怒り出す

迷子に

4歳のとき、近くの大きなスーパーの駐車場で自転車で走らせていたら、
いつの間にか迷子に…
慌てて派出所に駆け込むとケンタロウが座っていた
たまたま胸につけていた名札を見た人が交番に届けてくれた

運転手

いろんな乗り物の運転手になりたがる

女の子になる

姉のまりこが「男になりたい」と言い続けて困っていて、
女の子もいいわよと言っていたら、
ケンタロウが「ぼくが女の子になってもいいよ」と言う

新幹線

新幹線に乗ると食後は昼寝するのが習慣
起きたらジュースかアイスを買ってあげる
景色とおしゃべりと読書が習慣になってるので長い車中でも退屈しない

半ズボン

たいていは半ズボンで過ごさせてる
次第に長ズボンが好きになった
その理由が「大人は半ズボンをあまり履かないから」

たんこぶ

夫の実家に行った時、広い家に大はしゃぎし、
階段から落ち頭などに大きなたんこぶができた

内弁慶

意外に内弁慶

20円でおもちゃ

とあるお店の棚で見つけた20円をそのお店に届けたら、
店の人が二人にくれたが、母は困る…
二人は「もらった」と大喜びし、
「ぼくは超合金のグレンダイザー買おっと」
「まりちゃんはお台所セット」
母「ちょっとそれは10円では買えないと思うよ…」

ウズラ

幼稚園時代にウズラ二羽を飼ってみたものの、
飲み水用の大きめの器で溺れて死なせてしまった
金魚とイモリ(花子)を飼ってた

ブラウス

幼稚園で開かれた衣類の交換会で
30円で買ったブラウスを着せたら、
ケンタロウが「あ、これ、ジュンくんのとおんなじだよママ」とうれしそうにする

剣道

剣道を習っていた

缶ジュース

路上に置いてあった缶ジュースの飲み残しを飲んだ
特に何事もなかったが、ヒヤヒヤした事件

ママの財布

チラシを折って財布とお金(お札と硬貨)を作った
それを見た母「ずいぶんたくさんあるのね」
ケンタロウ「だって、ママの財布、薄ーくてこんなにお金が入ってないんだもん」
母「ママのこと貧乏だと思う?」
「思う、絶対に貧乏」
「どうして貧乏だと思うの?」
「だって、おもちゃあんまり買ってくれないもん」

よくしゃべる

ケンタロウはよくしゃべる子

赤ちゃん

ケンタロウは赤ちゃんはポーンと音を立てて生まれると思ってた
それを聞いた母は「お腹からは生まれない」と正しく教えたものの、
今度はどうやって赤ちゃんができるのかを詳しく聞いてきて困った…

残さず食べる

ケンタロウは外食しても残さない子だけど、
残すときは体調が悪いかよっぽどまずいか
とあるお店で食べたお子様ランチはケンタロウも残すほどひどかった

自作の歌

(この本に)自作の歌が掲載

輪ゴム

ある日、ケンタロウの左手首に輪ゴムをはめているのに気づく
よく見ると食い込んで紫色の溝ができて少しむくんでるようだった
もし朝まで気が付かなかったらと思うとゾッとする

コウタくん

たまに遊びにくる一歳下のコウタくんには大威張りで、まるでチビヤクザ
ケンタロウがコウタくんちに行くと、
今度はコウタくんが威張りまくって、ケンタロウは借りてきた猫状態で立場逆転…

席を譲る

ケンタロウとまりこと一緒にバスに乗ってた時のこと
ケンタロウの目の前におじいちゃんが立ったので、
座ってたケンタロウは立ち上がりおじいちゃんに席を譲るが、
大人が座るには少しスペースが小さくおじいちゃんは辞退
それを見ていた姉のまりこは、自分では小さい声のつもりで
「どうして他の人は席を譲らないの」と聞いてきて、母は困惑…

自分のことは自分で

お手伝いではなく、彼らの「仕事」
たとえば、お米とぎ、玄関の靴を揃える、自分のベッドメーキング
自分のことは自分でする
嫌がらずに自分から進んでしている

オシャレ

ケンタロウのお正月の楽しみは着物を着ること
小さい頃からオシャレマン

顎が痛い

5歳のある日、「唇の上がとても痛いよー」
母「そお、じゃあ後でお口に薬つけてあげるね」と顔を見ずに返事をする
「今つけてくれないと痛いよー、顎も痛い」と言うので
「顎?」と思いながらケンタロウの顔を見ると、なんと血だらけ…
どうやらパパの髭剃りを使ったらしく、傷がいくつも付いていた

熱すぎたお風呂

ケンタロウと一緒に風呂に入る
お湯が少なかったのでガスに火をつけ、ケンタロウの髪を洗う
そのあと自分で体を洗い始め、母も髪を洗い始める
ケンタロウはシャワーで体を流して「先に入っていい?」と聞いたので「いいわよ」
「アツイ〜〜」とケンタロウが飛び出すと同時に母がすくい上げる
母はさっき火をつけたことをすっかり忘れた
大人が触っても熱い温度になってて、危うく火傷するところだった
ちゃんと確認するべきだったと猛省

ケンタロウが「兄」に

姉のまりこが病気になった時だけ、弟のケンタロウは「兄」になる

父親

ケンタロウは父親をこよなく愛す
まるで世話女房のよう

車椅子

ケンタロウは車椅子はパパのメガネと同じことと思っている
(つまり特別視してない)

育児ぶっつけ本番