【ケンタロウ本】わかる人にはわかる「あら煮の秘密」

ケンタロウ本には、わかる人にはわかる隠しアイテムがあります。

その1つが、『ケンタロウ「魚!」ムズカシイことぬき!』(講談社)の「またまたあっという間のあら煮」です。
 

またまたあっという間のあら煮

ヒントは、このメニュー名です。
「またまた」となっています。
ただの「あっという間のあら煮」ではないのがわかります。
他の「ムズカシイことぬき!」シリーズを読み込んでいる人だけがわかる隠しアイテムです。

実は、「ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!」の「アッという間のあら煮」の第2弾です。
一部材料が追加されていますが、基本的には調味料も作り方もほぼ同じです。
 

3つのニヤニヤポイント

コアなファンがついニヤニヤしてしまうポイントが3つあります。

①講談社の同じシリーズ

上記2冊とも講談社の、「ムズカシイことぬき!」シリーズです。

②同じメニュー名

あえて基本ラインは同じにして、「またまた」を追加することで、「他にもあるの?」と匂わせるところが憎いです。

③種明かしはしない

一番すごいのは、なぜ「またまた」なのかの説明がないことです。
真面目な人なら、

このメニューは2000年に出版された弊社「ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!」の別バージョンです

と書いてしまうところです。
一切説明しないことで、一段上の演出になっているのです。

カラマリ

『ケンタロウ「魚!」ムズカシイことぬき!』には、もう1つ種明かしのないメニューがあります。
「カラマリ=いかリング」です。

「イカリング」でいいのに、「カラマリ」を付けています。
しかも、「カラマリ」の説明はありません。
「カラマリ」は、元々はイタリア語で、イカの意味です。

「カラマリ」でもなく「いかリング」でもなく、「カラマリ=いかリング」とするところが、チームケンタロウのセンスです。

ケンタロウ本の隠れアイテム