【ケンタロウさん】〇〇するように料理がしたい。

いろんなケンタロウ本を読んでいると、ある表現をよく見かけます。

ケンタロウのうまいっ! おかず

「ケンタロウのうまいっ! おかず」(主婦の友社)のまえがきにはこうあります。

歌を歌うように、音楽を聴くように料理がしたいといつも思っている。


KENTARO 料理パラダイス①

「KENTARO 料理パラダイス①」(主婦の友社)にはこうあります。

料理も、音楽を聞くように、演奏するように、リズミカルに、ドラマティックに、気持ちよく作るのがいちばんだと思う。


ごくらくの食卓

「ごくらくの食卓」(主婦と生活社)の「音楽」にはこうあります。

音楽をかけて料理をする。
そういうスタンスですっごいお気に入りの曲をかけて料理をする。

NO MUSIC, NO LIFE.

ケンタロウさんは、とにかく音楽が大好きです。

生活に音楽は欠かせない。
おいしいものも欠かせないけれど、音楽だって欠かせない。
だから基本的に、料理する時も食べる時も、常に音楽をかけている。

ケンタロウごはん

調理時間を曲の長さに置き換える表現も多いです。

「ケンタロウごはん」(主婦の友社)のまえがきにはこうあります。

料理は手間をかければいいってもんじゃないし、時間をかければいいってもんでもない。
フライパン1個と鍋1個とセンスと勢いで、お気に入りの曲を4曲聞けるくらいの時間で作るいかす料理。


ケンタロウ+キッチンでおいしい生活

「ケンタロウ+キッチンでおいしい生活」(ソニー・マガジンズ)の「じゃこバター焼きおにぎり」にはこうあります。

焼きおにぎりはじっくり焼く。
1曲聴いたらひっくり返して、2曲聴いたら完成ぐらいの気持ちで、じっくり焼く。
でもだからって、交響曲とか協奏曲を2曲も聴いたらコゲちゃうからね。

ケンタロウのフライパンひとつでうれしい一週間!

「フライパンひとつでうれしい一週間!」(講談社)にはこうあります。

昨日買ってまだ聴いていないCDを開けて、1枚聴くあいだに作って食べおわっちゃうことにしよう。

お気に入りのCDの中でさらにお気に入りの曲を何度も何度もかけて、じっくり余裕の揚げ物ライフ

ケンタロウのすぐごはん

「悩まないでパパッとできる! ケンタロウのすぐごはん」(ソニー・マガジンズ)にはこうあります。

炒めものもサラダも麺類も、10分あれば作れる。
短いなら2曲も聴けるし、歩いていたら800メートルも進める。

好きな曲を2曲聴きながら、8メートル進みつつ、おいしいものを作ることも、できる。


鼻歌

音楽ではありませんが、鼻歌の表現もあります。

5分あれば余裕、鼻歌まじりに、とは言わないけれど、5分あれば大丈夫。
大急ぎ大慌ての5分。
鼻歌1曲終わるか終わらないかで1品完成。

引用ケンタロウのすぐごはん
(ソニーマガジンズ)

買ってきた切り身の魚で、鼻唄まじりに5分で煮魚作る人生は、最高に素敵だよ。

引用ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!
(講談社)


楽しく、気持ちよく料理をする

「ケンタロウのフライパンひとつでうれしい一週間!」の8ページには、ケンタロウさんがミニコンポのCDを入れ替える写真があります。
写真なので、音は聞こえません。
でも、ケンタロウさんの優しそうな顔を見ると、とても楽しそうな音楽が流れてるような気がしてきます。

音楽を聴くのは楽しいです。
気持ちいいです。
赤ちゃんですら、音楽や歌詞の意味がわからなくても、教えてもいないのに音楽が聞こえてくると体を使ってリズムを取っています。
気持ちよさがわかっているのです。
それと同じように、料理も楽しく、気持ちいいのです。
料理になると、途端に真面目に作らなきゃいけない、ちゃんとしなくてはならないというイメージがります。
料理は遊びではありませんが、遊びのように楽しいことです。
決して歯を食いしばって頑張るものではありません。

「ケンタロウのうまいっ! おかず」には、こうあります。

毎日食べるものだからこそ、忙しくてもヒマでも、自分も人もうれしいごはんを、音楽を聴くように力を抜いて作ろうぜ。

ケンタロウさんの好きな音楽