「ケンタロウのすぐごはん」で紹介したお気に入りの12の本

「ケンタロウのすぐごはん」に、ケンタロウさんお気に入りの12の本が紹介されています。

ケンタロウのすぐごはん

(ソニー・マガジンズ/2002年)

「Kentaro Library」より

The Best of Life Magazine

まず、このでかさと装丁が好き。
家にあるというだけでいい。
が、内容も負けずにおもしろい。
さすがライフ。
友達とやいやい言いながら1~2時間はめくってられる。


竜馬がゆく

全8巻
司馬遼太郎
(文春文庫)

友達のフロがめずらしく本を薦めたのがこれ。
ニューヨークに1カ月半ぐらいいたあいだに、市立図書館の階段で毎日読んだ。
大定番の大傑作長編。
なのだけれど、実は話はあんまり覚えていない。
あはは。
でも読んでいた時の空気とか気分は覚えている。
それでいいと思う。
本は記憶したり考えたりするためだけに読むもんじゃないからさ。


検屍官 ケイ・スカーペッタシリーズ

パトリシア・コーンウェル
(講談社)

初期のものが好きで、旅行のたびに買っていた。
最近のはいまいち。
主人公は捜査する立場だったのが、今では事件の当事者そのものになっている。
そうなると冷静な視点がなくなっておもしろくない。
「Xファイル」もだけれど、どうしてそうなっちゃうのかな。

(ケンタロウさんが言う「初期」が、どの作品までを指すのかは不明です)




R.P.G.

宮部みゆき
(集英社文庫)

この本の中で「俺は、自分を自分でお人好しだという人間をあまり信用しないことにして
いる」という台詞が出てくる。
鋭く、キツく、正しい。と思う。
宮部さんのそういう細かな表現や描写が好きだ。


One-Pot Cookies / One-Pot Chocolate Desserts

Andrew Schloss
(Broadway Books)

ひとつの鍋とスプーンとフライパンでできる本のシリーズ。
そのコンセプトがいかす。
写真もデザインもすごくかわいい。
でもちゃんとは読んでない。
パラパラめくるだけ。
それでいいのだ。



TRUCK WORKS

(プチグラパブリッシング)

大阪の家具店「トラック」のカタログ。
すばらしくいかす家具で、うちの大物家具はほとんどトラックの。
いいカモだぜ。
で、カタログも当然すばらしい。
眺めているだけでもいい、と言いたいところだけれど、眺めるとついついカモになっちゃうんだよな。



 

Kitchen Junk / American Junk

Mary Randolph Carter
(Viking Studio Books)

ジャンクなものを集めた写真集。
キッチン編以外のやつもあるらしい。
すばらしくキッチュでジャンクでいかす。
こんなキッチンだったら毎日は楽しいだろうね。




 
著者の Instagram

青春を山に賭けて

植村直己
(文春文庫)

ケンタロウさんは植村さんが大好きです。

植村直己さんの本は全部読んだし、どれもとても好きだ。
だから特別この1冊、というわけじゃない。
どの本も何回も何回も読んでいる。
世界中の輝々たる山々の単独登頂達成などの偉業を成していながら、達観したふうなことはけっして言わない、等身大でおまぬけな植村さんが最高にいかす。
サインをもらいたい有名人のたった2人のうちの1人です。



 

ぐりとぐら

中川李枝子・山脇百合子
(福音館書店)

「影響を受けたものはなんですか?」と聞かれたら、「ぐりとぐら」と答える。
俺にとってとてもとても大切な本。
「ぐりとぐら」が好きじゃないという人とは友達になれない。
だって、巨大な卵ひろって巨大なカステラ作るんだぜ。
そういう生き方がしたい。



 


 

触れもせで

久世光彦
(講談社文庫)

言葉についての本もある久世さんが選び使う言葉はほんとうに美しい。
向田さんとの微妙な距離が「触れもせで」。
そんな素敵な言葉はなかなか使えない。


さむがりやのサンタ / サンタのなつやすみ

レイモンド・ブリッグズ
(福音館書店)

影響を受けた第2弾。
善人の権化みたいなサンタではなくって、ぶちぶちぶちぶち文句を言いながら仕事をする人間的なサンタが最高にいかす。
「サンタのなつやすみ」では、プールサイドに飲み物を運んできたおねーちゃんに一言「あんがとよ」。
普通のサンタには言えない。
子供をバカにしてない絵の正確さや繊細な色もほんとうにすばらしい。
ちびっこの頃にこの本を与えてくれた親に感謝している。




 

Panini, Bruschetta, Crostini

Viana La Place
(William Morrow Cookbooks)

チョコレートのサンドイッチが表紙で、おやつサンドの本かと思ったら、中には普通の食事サンドがたくさんのっている。
でも表紙はチョコレート。
そこが気に入って買った。
きっとチョコレートのがいちばんかわいかったからなのだろうな。
日本の出版社では許されないと思う。