【ケンタロウさん】思い入れのない料理は、思い入れのない人生と同じ。

「ケンタロウのおいしいラジオ」の放送内容をまとめた「ケンタロウのこれでよし」(幻冬舎)のまえがきにグッときます。

 

思い入れのない料理は作りたくない

ケンタロウさんはこう言います。

料理なんて思い入れあってのもの
思い入れのない料理なんて俺は作りたくない

これこそまさに「KP(ケンタロウポイント)」です。

どのケンタロウレシピも、なんとなくで作ってるのではなく、お金のためのやっつけ仕事でもなく、もちろん、媚びを売るためでもありません。
すべてに魂が入ってるレシピです。
文字にすると大げさですが、それくらいの重みがあります。

だからといって、ケンタロウさんの魂を感じながら作らないといけないわけではありません。
ふとした時にでも何かしらを感じてもらえたら、きっとケンタロウさんもうれしいはずです。

料理は、芸術品ではありません。
食べるとなくなってしまって、形としては残りません。
ただ、食べてる時間の感情や味は記憶として残ります。
毎日の料理も立派な作品です。
たった10分でできるレシピでも、立派な思い出になります。
だから料理は素晴らしいのです。
そんな誰かの思い出作りのお手伝いをしているケンタロウさんは、素敵です。

ケンタロウのおいしいラジオ