【ケンタロウさん】「おいしい」だけでなく、「うれしい」から好き。/ハッピーおやつ
- 2020.02.18
- ケンタロウさん
「KENTARO 料理パラダイス ②」(主婦の友社)に「ハッピーおやつ」があります。
ハッピーおやつ
家のおやつはうれしい。
だからおやつを作る。
そんなにものすごく凝った「お菓子」じゃなくって、オーブンがなくても、はかりがなくても作れる「おやつ」を作る。
おやつは料理と違って、しなきゃいけないものでも食べなきゃいけないものでもない。
でもおやつのない人生なんて、そんなの俺はいやだ。
だからおやつを作る。
器具も技術もいらない。
だって「おやつ」だもん。
引用:「KENTARO 料理パラダイス ②」
「ハッピーおやつ」より
ケンタロウさんは、「おいしい」とは言ってません。
「家のおやつはうれしい」です。
「うれしい」から作るのです。
普通は、おいしいからだと考えます。
でも、ケンタロウさんにとっては、味以前にうれしくなれるかどうかです。
タイトルも「ハッピーおやつ」です。
「おいしいおやつ」ではないところがポイントです。
カツ代さんの2冊
なぜ「おいしい」ではなく、「うれしい」なのか。
そのヒントは、カツ代さんにあります。
小林カツ代のすぐ食べたい!
マル秘ケーキとおやつ
「おやつ」には食事とは別の、もっとワクワクするような楽しみがあると思いません?
子どもだけでなく大人も、なんともいえない幸せな気分にしてくれるものなのです。うちでお菓子を作るうれしさは、においがすること!
甘い香りや、香ばしいしょうゆの焦げるにおいや…。
ほんのちょっとしたことで感じる大きな幸せなのです。
引用:小林カツ代のすぐ食べたい! マル秘ケーキとおやつ
(講談社)より
加筆、再編集した文庫版
小林カツ代のやさしいおやつ
おやつはいつ作っても楽しい。
おやつを作るときにプーンと漂う甘い香りって、ほんとうに人に幸福感を与えますよね。
ホットケーキを焼くときの卵と粉と砂糖とバターの香り。
うーん大好きです。
そして、子どもたちもこんな香りが漂ってきたら、きっとうれしくなって幸せになるはず。
おやつってね、午後2時から4時の間の、昔はが八つなった八つ時に食べた午後の間食を本来はいったの。
そう、お三時ですよね。
食後のデザートとはまた違う、ちょっと小腹がすいたなぁというときに食べたいもの。
引用:小林カツ代のやさしいおやつ
(講談社)
まえがきより
子どもたちが小さいころに松田道雄先生の育児書に、「子どもにとっておやつは人生のよろこび」と書いてあって、ほんとうに「そうだ!」と思いました。
だから私は子どもたちに、きちんとおやつとしてお菓子を与えていました。
のべつまくなし袋菓子を与えられたのでは、喜びがない。
いつでもOKだったら、幸せ感がないと思うのね。
制約の中の自由。
「今日のおやつはなぁに?」っと子どもたちがおやつを楽しみにするようにしたいですね。
引用:小林カツ代のやさしいおやつ
(講談社)
「おやつは人生の喜び」より
おやつのない人生は、うれしさのない人生
ケンタロウさんは「おやつのない人生なんて、そんなの俺はいやだ」と言ってます。
ケンタロウさんにとっておやつのない人生は、うれしさのない人生です。
だから嫌なのです。
うれしさのない人生だったら、何のために生きているのかわかりません。
うれしさあっての、人生です。
人は生きる喜びを味わうために、今を生きているのです。
ケンタロウ本「バーンと、うれしいおやつ」(文化出版局)は、「バーンと、うれしい人生」です。
「うれしいおやつ」は、うれしい人生そのものです。
カツ代さんも、「おいしい」や味のことは言ってません。
・ワクワクする
・楽しみ
・幸せな気分
・うれしさ
・大きな幸せ
・幸福感
・幸せになる
・喜び
・幸せ感
いくら味がよくても、うれしさや楽しさがなければ、おやつではありません。
食べてハッピーになって、初めておやつなのです。
「おいしければなんでもいい」ではありません。
おいしくて、うれしくて、ハッピーになれるのがケンタロウさんが目指す本当のおやつなのです。
うれしいおやつ
「うれしい」そのものの笑顔です。
いろんなおやつを集めてみました。