【レシピあり】ケンタロウさんが「ちょっと不満だった」母のひらひらカレー。

肉大好きなケンタロウくんとしてはちょっと不満だったようです。

ケンタロウさんのひらひらカレー

子供の頃、うちのカレーは角切りの塊肉のカレーではなくて、決まって薄切り肉のカレーだった。
カレーそのものはもちろん大好きだったけど、当時はそれがちょっと不満だった。
もしかしたら経済的な理由なのかもと勘ぐったりもした。
だからゴロゴロした肉が入ったカレーは憧れだった。

実際には経済的な理由ではなくて、たぶん時間的な理由だったのだと思う。
働いていた母親は、腹を空かせている子供たちを前に、長い時間かけて煮込むカレーにはなかなか取り組めなかったのだろう。

そんなわけで、大人になって自分でカレーを作るようになると、とにかく塊の肉を使うようになった。
子供時代の憧れが炸裂したのだ。

それからもう少し時間が経つと、ふと薄切り肉のカレーが懐かしくなって、作るようになった。
結局はルーツに還るということなのかな。
母親がやっていたように、肉は煮込まず、後からひらひらと加えて少し煮る。
そうすると肉がものすごく柔らかく仕上がる。
時間もかからないし肉はやわらかくてうまいし、一石二鳥というわけだ。
これが小林家のカレーです。

引用ページ:ひらひらカレー|ケンタロウのひと皿勝負

ひらひらカレーの作り方

上記ページはエッセイのみで、レシピは以下にあります。

(3ページ目)
ひらひらカレーのレシピ

(4ページ目)
ブロッコリーとハムのサラダのレシピ

カツ代さんのひらひらカレー

「ひらひらカレー」はカツ代さんが名付け親だったようです。

小林家のカレー

忙しさにかこつけて、わが家のカレーはずっとこれでした。
息子のケンタロウが小学生のとき、興奮して帰ってきたことがあります。
「すごいよ、A君ちのカレーは、でかい肉がゴロゴロ入ってんだ」と。
あはは、うちのカレーが普通だと思っていたので、よそでごちそうになってびっくりしたんでしょうね。
で、時間のある日は、肉ゴロンゴロンのカレーも作るようになりました。

引用:カツ代レシピ(家の光協会)
10ページより


ひらひらカレーの作り方

名前の由来通りのカレーです。
カレーはある程度時間がかかると思われがちですが、これはあっという間にできます。
野菜が煮えたらすぐにルウ、そこに薄切り肉を加えて、あとは火を通すだけ。
煮込まないので、アッという間です。

引用:下記ページより

ひらひらカレー | KATSUYOレシピ

肉は煮込まずルウを溶かし、ヒラリヒラリと入れて出来上がり。

ケンタロウさんの煮込まないカレー

「ケンタロウのめし 汁 おかず」(主婦の友社)の「トッピングカレー」も煮込みません。

ルウを溶かすだけなのでコクはありませんが、「今すぐカレーが食べたい」という時には便利です。