【レシピあり】息子のケンタロウさんには作り方を見せたくないカツ代さんの肉丼

ケンタロウさんにとって「肉丼」は、「サイコー」と言いたくなるメニューの1つです。

肉丼

えー、肉丼です。
もうストレートに直球で、あ、ストレートと直球は同じ意味だな、でもとにかくそのぐらいまっすぐに、肉丼です。
炒めた肉をごはんにのっけただけの直球勝負です。
そういうものが結局はうれしいと思うわけです。

外ではどうやって作ったのかまるでわからないような凝りに凝ったものを食べるのもひとつの大きな楽しみで、醍醐味だけれど、家ではそういう凝り凝りのやつじゃなくて、ごくわかりやすくストレートにうまいやつを作りたいし食べたいといつも思っています。
だから奇をてらったことはまったくしません。
熱々の肉とたれで下に敷いたレタスがほどよくシナッとして、それをマヨネーズと絶妙にからめて食べる。
それが家の幸せってもんです。

作るのに難しいことも、もちろんまったくありません。
レシピでは肩ロースで作ってますが、バラ肉でもまたうまいです。
当然牛肉でもいけます。
たれにおろしにんにくを加えるのもアリです。
肉丼サイコーです。

引用:肉丼|ケンタロウのひと皿勝負より

作り方は息子には見せたくない

肉丼のつくり方は、うちの息子に見せたくないなア。
だってあまりに簡単で、それでいて、すっごくたっぷりあるように見える、わが家のマル秘なんですから。

引用:おいしい夕食つくりおきのヒント(小林カツ代/主婦と生活社)より

ド〜ンと肉ドン

肉が少なくてもド〜ンと見える肉ドン!

「ごはんよ!」の声に敏感に反応し、2階からケンタロウがダダダッと階段をかけおりてきます。
「ごはん、何?」。
「肉丼」、「おーーーーーっ、すごい!!」。
小学生のころ、息子はどんぶりをぐる~りと見まわし、いちばん肉の量が多いと思われるものを「これ!」と指定していました。
どれもたいして量は変わらないのに、ちょっとでも肉が多いのを選びたいんですね。
男の子ってどうしてこんなにも肉に興奮、執着するのでしょう。
量が少なければ「肉、これだけ?」とがっかりしたように言う。
それなら毎日、うんざりするほど出したいけれど、栄養面、経済面、いろいろ問題があります。
そこで考えました。
大量の肉を使わなくても、見た目に迫力ある肉丼はできないものか、と。
そして、発見!
煮汁がフツフツとしているところに、薄切りの肉をできるだけ広げて入れると、肉があまり縮まないのです。
そして、そのアイロンをかけたようにピンとなった肉でどんぶりの表面を覆いつくせば迫力満点!
ケンタロウもこの視覚的迫力に圧倒され、「おーーーーーっ、すごい!!」となるわけ。
肉を広げて煮るのはちょっとした手間ですが、感動を勝ちとるために集中してやったものです。

引用:「ママは天才!」(小林カツ代/主婦の友社)
肉丼より
 


広げて煮れば大きく見える

カツ代さんが「発見」した作り方は、とてもシンプルな方法です。

広げて煮る

これだけです。
一気に肉を入れると熱で縮こまりますが、1枚ずつ広げながらだと、表面積が大きいままで煮ることができます。

ケンタロウくんも大喜び

肉の量が多いのではなく、あくまで多く見えているだけです。
それでもケンタロウくんは「おーーーーーっ、すごい!!」と喜んでいるので、結果オーライ、ウィンウィンです。
これこそがアイデアです。

カツ代さんの肉丼の作り方

どかんとみえる肉丼 | KATSUYOレシピ

肉はからまぬように広げて煮ていくこと!! 大きく豪華に仕上がります。

ドカンと豚丼 | KATSUYOレシピ

タレに肉を絡めて、あとは焼くだけ。すべて覆いつくすかんじでのせるだけ!

焼肉丼 | KATSUYOレシピ

肉ドカーンのガテン系どんぶり。

バター焼肉丼 | KATSUYOレシピ

バターとしょうゆの味が相性ピッタリ。

ステーキ丼 | KATSUYOレシピ

強火でサッサッと作るダイナミック丼!

ケンタロウさんの肉丼の作り方

肉丼弁当|ケンタロウの快食レシピ|オピ・リーナ

牛肉ではなく豚肉版です。