『「家庭料理」という戦場』で、ケンタロウさん発見

久保明教さんの『「家庭料理」という戦場』で、ケンタロウさんがチラッと登場しています。

「家庭料理」という戦場

暮らしはデザインできるか?
久保明教
(コトニ社)

小林カツ代さんや栗原はるみさん、土井善晴さんなどを例に挙げながら、家庭料理がどのように変わってきたのかを掘り下げていく内容です。

下記ページに本の詳細があります。

「家庭料理」という戦場 久保明教 – コトニ社

作って、食べて、考える。


ケンタロウさんと栗原心平さん

ケンタロウさんの名前は出てくるのは、2つです。
1つは、カツ代さんメニューの「ケンタッローフライドチキン」の説明、
もう1つは、カツ代さんと栗原さんの息子の説明で、共に「男子ごはん」に出演していることを書いてくれています。

カツ代さんと栗原さんがメイン

この本では、主にカツ代さんと栗原さんを軸にして家庭料理論を展開していきます。
「小林カツ代×栗原はるみレシピ五番勝負」では、お互いのメニューを作って試食し、その違いを比べています。

カツ代さんの料理

カツ代の「時短」レシピは、単に時間が短縮できるだけでもなく、時間が短縮できて美味しいだけでもない。
それは、十分な時間の余裕がない中で「料理(例えばワンタン)とはこういうものだ」という定説に従わなくても、「知恵と工夫でカバー」すれば「ご機嫌な」生活が送れるのだというメッセージを伝え、それを実現するための武器を授けるレシピなのである。

レシピと文章を通じてカツ代が発信し続けた穏やかな愛情は、カツ代から読者へ、読者からその料理を食べる人々へと伝わっていく。
だが、それを可能にしたのは彼女の人柄だけでなく、従来の調理法を徹底的に疑い、食材や調理の相性を精査しながら大胆に定番料理を脱構築(解体・再構築)していく高い分析力と構想力でもある。
自分が働きかける対象を緻密に「分析する私」と穏やかな愛情を伝えながら「暮らす私」を滑らかに接続することによって、カツ代は家庭料理を担う多くの人々、とりわけ両者の相克に直面しやすい「働く女性」たちを励まし、助け、彼女たちの「元気のもと」となりえたのである。

すべての引用:第1章 わがままなワンタンとハッシュドブラウンポテトより

ダウンロード

ケンタロウさんが出てくる第1章と「小林カツ代×栗原はるみレシピ五番勝負」が下記ページからダウンロードできます。

Eureka Project

『E!』 第9号 エウレカ記念日 巻頭言 わがままなワンタンとハッシュドブラウンポテト 家庭料理の臨界(1)久保明教 小林カツ代×栗原はるみレシピ五番勝負(構成)久保明教(調理)梶田岳志