【ケンタロウ本】料理は、自分をワクワクさせることもできるエンターテイメントだ。/村井理子さん

村井理子さんが集英社「よみタイ」での連載で「ケンタロウ 1003レシピ」(講談社)を紹介してくれています。

犬と本とごはんがあれば 湖畔の読書時間

「ケンタロウ 1003レシピ」が引っ張り上げてくれた

料理を作ることに疲れてしまっていた村井さんを楽にしてくれるきっかけになったのが「ケンタロウ 1003レシピ」です。
なんと2冊も買ってくれています。

私が食べたい料理はこれだったと感激せずにはいられなかった

普通だけれど誠実

抜群に美味しいケンタロウレシピ

最高にありがたい褒め言葉です。


料理はだれかのために作るものだ

村井さんには、「ケンタロウの基本のウチめし」(オレンジページ)からこのエッセイを贈ります。

料理は食べる人がいないとはじまらない。
食べるのは自分ひとりのこともあれば、好きな子とふたりの時もあるし、家族4人のこともあれば、
友達19人のことだってある。いや19人はないか。
とにかく料理はだれかのために作るものだ。
だから、料理を作ることそのものももちろん楽しいし
うれしいし大好きだけれど、でも食べてもらえないのに料理することなんてどう考えてもありえない。
料理を作る時はココロのどこかで、いやココロのすべてで、だれかを喜ばそうと思って作っている。
ひとりの時だって当然、自分を喜ばすために作る。
量だって味だって自分が喜ぶように、自分のツボをつくいかす構成でおとどけする。
自分を喜ばすことができないのに、人を喜ばすことができるだなんて、そんなわけはないから。
だから人に作る時もまず、自分がうれしくなるようなものを作る。
食べてくれる人の好みは大事だけれど、でもやっぱり、まず自分が食べたいものを作る。
相手には嫌いなものだけ聞いて、それだけ避けて、自分の好きなものを作る。
だいたい自分が大好きなものを作って、それがどうしても気に入ってもらえなかったら、
どっちみちその人とはそんなに仲良くはなれないだろうしね。
ひとりでもふたりでも4人でも19人でも、スタンスは一緒。
喜ばすためにうれしくなるようなものを作る。それだけ。
うれしい顔が見たいから、なんていうのは、ちょっと、あまりにウツクシすぎて椅子から腰がひけるけれど、でもおれはやっぱり、うれしい顔が見たい。
自分ひとりだって、思わずとびきりいい顔してしまうような、そんなものが作りたい。
料理はだれかのために作るものだ。
食べた人が「おいしい」と笑ってくれて、作った自分もうれしくなる。ごくごく単純。
でもそういう単純であたたかい気持ちのやり取りがあるというだけでやっぱり料理はますますいよいよいかすよなぁと思う。

引用:4ページより


村井理子さん

 

黒ラブを飼われていて、まさにケンタロウさんつながりです。