【ケンタロウさん】マイブームがずっと続くのが、本当の好きだ。

雑誌「LEE」のウェブ連載「今月のマイブーム」で、ケンタロウさんと伊藤まさこさんが文通のようなやりとりをしています。

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バックナンバー/今月のマイブーム/LEE/s-woman.net/集英社

ずっとマイブーム

まず、伊藤さんが「第53回 空き缶収集」で、
「今月のマイブームではなくてずっとマイブーム」と言います。

それを読んだケンタロウさんが、「第54回 白い食器」に、伊藤さんの意見に共感したことを書いています。

さらに、伊藤さんの「第56回 かわいくておいしいもの」では、
「ずっとマイブームはすっごく好きなこと」と絶妙に例えています。
それを読んだケンタロウさんも、「第57回 ギター」で、「このリレー連載は今月の『ずっとマイブーム』に変えた方がいい」と言っています。

すっごく好きなこと

この連載のテーマは、3人それぞれのマイブームについてです。
ケンタロウさんは「マイブームと思っていたけど、よくよく考えたらずっと好きだった」と気づきます。
しかも「すっごく好きなこと」です。

言われてみれば、ケンタロウさんはすっごく好きなことで出来上がっている気がします。
腰が引けた「ちょっと好き」ではなく、前のめりな「すっごく好き」です。
ケンタロウさんに、「ちょっと好き」は似合いません。
「好きで好きでしょうがない」が、ケンタロウさんです。

本当に好きなことなら迷っている暇はない

モノも、「すっごく好きなこと」と言われたら、うれしいです。
この人に出会えてよかったと思います。
恋愛でも、「ちょっと好き」と言われてもうれしくありません。
「好きか嫌いかって聞かれたら、たぶん好き」は、好きではありません。
「どちらかと言えば」と迷っている時点で、好きではないのです。
「うまく言えないけど、とにかく好き」と言われたいです。
本当に好きなことは、迷っている暇はありません。
0.1秒で反応します。
「カレー食べたい?」の「カレー食べ」の時点で、「うん、食べるっ」と言います。
まだ食べてもいないのに、口の中がすでにカレー味になっています。
それが本当の好きです。

カレーは日常

ケンタロウさんは、カレーが大好きです。
きっとずっとマイブームです。
ブームは、波のようなイメージがあります。
ブームがずっと続くと、だんだんと波が穏やかな流れになっていくのです。
好きになりすぎると、それが当たり前になって、生活の一部になるのです。
ケンタロウさんにとって、カレーは、特別なものではなく、日常です。
さっきも食べたけど、また食べる感覚です。
それが「ずっとマイブーム」です。
マイブームが続いて、ようやく好きと言えるのです。