【ケンタロウ本】マイルールを作ると、料理が楽しくなる。/六月さん

このブログを始めてから、時々チェックしていたブログがあります。

正しくは、ケンタロウさんのことを検索していると、検索結果によく表示されていたのです。
それが六月さんの「300と数十日の食卓」です。

300と数十日の食卓

 


 
六月さんのブログのコンセプトは、「持っている料理本のメニューを最低5品再現する」です。
単なる「作る」ではなく、「再現する」がポイントです。

六月さんのルール

プロフィールページには、ブログを書く時のルールがあります。
私が気になったのは、次の2つです。

・最低5品
・レシピに忠実に作る
 


 
レシピに忠実に作るというのは、とてもよくわかります。
私も、最初に作る時は書かれてある通りに作ります。
まずはレシピ通りに作って、著者の意図や目指す味を知りたいからです。
それは著者へのリスペクトでもあります。
アレンジするのは、2回目以降にします。

六月さんが「最低5品」にしているのは、1、2品では著者の思想がわかりにくいからでしょう。
ある程度作っていると、「この著者はこういう味が好きなんだな」というのがだんだんわかってきます。

ケンタロウ本とカツ代本

六月さんはケンタロウ本とカツ代本を取り上げてくれています。
しかも何冊もです。

ケンタロウ本は、以下の3冊です。

・ドーンと元気弁当
(文化出版局)



 
・とびっきりの、どんぶり
(文化出版局)



 
・ケンタロウのいえ中華 ムズカシイことぬき!
(講談社)



 
カツ代本は、次の2冊です。

・小林カツ代のおべんとう決まった!
(講談社)



 
・小林カツ代の料理のコツ
(PHP研究所)


ケンタロウさんの記事

 

六月さんの3つのポイント

六月さんの書き方には、ポイントが3つあります。

①フォーマット
②シリーズ化
③奥付データ

 
①フォーマット
六月さんなりの書き方があって、全体の統一感があります。
「作って、食べて、おいしかった、はい終わり」ではなく、手順、作る時のポイント、作っ後の振り返りがあって、ちゃんとレポートになっています。

②シリーズ化
単発で終わるのではなく、シリーズ化させることで、ブログのテイストがよりハッキリわかりますし、深みも出てきます。

③データ
書籍のデータまで書いてくれるブログはほとんどありません。
六月さんは、発行日やカメラマン、スタイリストなども書いてくれていて、本への敬意が感じられます。

焼きスパ弁当

「ドーンと元気弁当」の焼きスパ弁当を作った記事(2019年5月27日)には、こうあります。

この本を愛用していた頃に何度か作った筈だが、その時には気がつけなかったレシピのスゴさに嬉しくなって、料理の面白さにやられる

きっとケンタロウさんも大喜びしています。