ケンタロウ本には、オノマトペがよく似合う。

オノマトペ研究家の藤野良孝さんの「マイナスな心の片づけかた」(自由国民社)を読みました。

オノマトペとは擬態語のことです。

オノマトペを意識的に使うことで、あなたの潜在的な力を引き出し、想像以上の力を発揮することができるようになります。
今までの自分を変えて、自分らしく輝いて生きることが行動的にできるようになります。

オノマトペは、どちらかというと、フィジカル(身体)や五感に働きかけ、気持ちを変えていく効果があるのです。
理屈抜きで、気軽に自分を変えるきっかけを作ることができるのです。

引用:はじめに(11〜12ページ)より


ケンタロウ本とオノマトペ

ケンタロウ本には、たくさんのオノマトペが出てきます。
出てこないケンタロウ本はないんじゃないかと思うくらいによく見かけます。

ここでは「悩まないでパパッとできる! ケンタロウのすぐごはん」(ソニー・マガジンズ)を取り上げます。


パパッ

すでにタイトルにオノマトペが入ってます。

バババババッ

のんびりゆっくり作る楽しさとおいしさもあれば、大急ぎ大慌てでバババババッと作る楽しさとおいしさもある。
そこが料理のいいところだと思う。

(まえがきより)

アツアツ

アツアツが食べたい? ならソースが先!!

「簡単おいしいステーキ&ねぎソース」

サッ・シャキシャキ

シャキシャキほうれんそうは、ゆで時間たったの15秒!

「ほうれんそうとじゃこのカリうまナムル」

 

サッと炒めてシャキシャキの食感を楽しんで。

「じゃが芋とうずら卵の中華サラダ」

 

玉ねぎはちゃんと水にさらせば、シャキシャキで甘味もたっぷり。

「ビフカツ弁当」
 

さっぱり、シャキシャキのカレーにぴったりサラダ。

「セロリのヨーグルトサラダ」
 

キャベツは炒め過ぎに注意!
シャキシャキの食感を大事にね。

「豚キャベツ弁当」

ちゃちゃっ・チャチャッ

ちゃちゃっと炒めて。

「ホタテと大根でオムレツ」

 

買ってきたほうれんそうにあさり缶でチャチャッと作れるビビンバ。

「温泉たまごのビビンバ弁当」

プリプリッ

プリプリッの食感は、えびを背開きにすること!

「えびのマヨネーズ炒め」

パラパラ

コゲ目をつけながらじっくりパラパラ炒飯を目指して。

「チキンのバターカレー炒飯」

ドキドキ・ボサボサ

手間ひまかけたお弁当も、大慌てで10分で作ったお弁当も、どっちにしてもお弁当はうれしい。
自分で作ったって、ふたを開ける時はドキドキする。
だからアタマボサボサでも、新聞読む時間がなくても、作るのです。お弁当。

「技ありスピード弁当」

トロッ

「トロッと具だくさん炒め」

ササッ

強火でササッと、きつね色になったら大丈夫。

「とろろ揚げ」

パリパリ・ズズッ・パタンパタン

「超特製パリパリおこげうな茶漬け」

「ズズッ」と勢いよく食べた方がおいしいよ!

 

具を包む時は空気が入らないようにパタンパタンと折りこんで。

「パリパリえび春巻き」

フリフリ

おもてなし。というと、なんだか奥さまがフリフリのエプロンをつけて、花柄のテーブルクロスでもかけてしまいそうな感じがする。

「友達よんだら60分でおもてなし」

カリッ

パンはカリッと焼いて、具はたっぷりがおいしい。

「お手軽パングラタン」

ネバネバ

「納豆なめたけのネバネバそば」

ガンガン

焼くのにコツなんてべつにないけれど、炭火はおこしてから少しおいて、落ち着いたぐらいがおいしくまんべんなく焼ける
でも、わかっていても、いつも待てずにガンガン焼いちゃうけれどね。

「今日はBBQ!」

オノマトペがないケンタロウ本は寂しい

軽く見ただけでもかなりの数がありました。
ケンタロウ本には、オノマトペがよく似合います。
やっぱりオノマトペはあった方がいいです。
あるのとないのとではまったく違います。
オノマトペがないケンタロウ本は寂しいです。
静かすぎるのです。
カレーとごはんはセットのように、オノマトペとケンタロウ本はワンセットなのです。

パパパ


藤野良孝さん

 

藤野良孝|プロフィール

オノマトペ研究家、絵本専門士、会話評論家。


 
https://www.youtube.com/watch?v=miqV6cdkEWI?start=4

https://www.youtube.com/watch?v=_4VDnQcx51s?start=4