ケンタロウさんも知らなかったロールイカの正体
- 2020.02.16
- ケンタロウさん
「SANKEI EXPRESS」連載「ケンタロウのひと皿勝負」に「イカとナスとトマトの炒め物」があります。
そこに使われているのが、ロールイカです。
ロールイカ
ロールイカはその名の通り、丸められたイカだ。
そんな単純な名前でいいのかとも思うが、そういう名前で流通しているのだからそれでいいのだ。思えば油揚げだってちくわだって単純な名前だ。
油で揚げたから油揚げって。
そうなると豆腐や納豆はもう少しひねりが効いているな。
しかし、状態からすると、どちらかといえば、納豆の方が豆腐という名前にぴったりくる物だよなといつも思う。ロールイカは名前もわかりやすいが、とても便利で使いやすい食材だ。
厚みがあるのにやわらかくて、火を通してもそのやわらかさは変わることがない。
冷凍なので、すぐに使わなくてもとりあえず買っておいて困らないし、どこででも簡単に買える上に値段も安い。簡単に厚みがあると書いてみたけれど、普通に1杯まるまるで売られている、たとえばスルメイカの胴の厚みと比べると、びっくりするぐらいぶ厚い。
ロールイカに使われるイカは、いったい全体どのぐらいデカいのだろう。
だって、もしスルメイカサイズだったら、内臓が収まるスペースがものすごく狭くなってしまう。
それとももしかして加工された結果、あの厚みが出ているのだろうか。
食材としての特徴はよくわかっているのに、そもそものロールイカの成り立ちについては知らないことばかりだ。ロールイカが同じ店に何種類も売られていることはまずないし、何軒かの店を見て回ったとしても、それぞれのロールイカに顕著な違いを見いだすことは難しい。
なので特に何も考えず目の前にあるやつを買います。料理する時は解凍して切りやすくしてから。
ロールのまんま投入という大胆な料理はあまり見たことがないけれど、ぜひ見てみたいとも思う。
(公開日:2011年8月11日)
引用ページ
【ケンタロウのひと皿勝負】イカとナスとトマトの炒め物他
ロールイカはその名の通り、丸められたイカだ。
ロールイカとは
ケンタロウさんも「ロールイカの成り立ちについては知らないことばかり」と言っています。
Google で「ロールイカ」を入力すると、候補に「正体」と出てくるくらいロールイカとはなんなのかが気になっている人は多いようです。
もちろん、ロールイカというイカはいません。
加工された名称です。
主にソデイカ(アカイカ / タルイカ)が冷凍され、ロールイカとして販売されています。
ソデイカ /アカイカ / タルイカ
ソデイカ (アカイカ) | 市場魚貝類図鑑
代表的な呼び名 – アカイカ
いったい全体どのぐらいデカいのだろう
相当デカいです。
捌き方
(胴は)びっくりするぐらいぶ厚い
それがとてもよくわかる動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=qmuxw4iZvjU?start=60
納豆の方が豆腐という名前にぴったりくる
思えば油揚げだってちくわだって単純な名前だ。
油で揚げたから油揚げって。
そうなると豆腐や納豆はもう少しひねりが効いているな。
しかし、状態からすると、どちらかといえば、納豆の方が豆腐という名前にぴったりくる物だよなといつも思う。
豆腐
日本豆腐協会│豆腐の歴史
「豆腐」という字は「豆がくさる」と読めます。
納豆
納豆と豆腐の文字について:納豆学会
よく頂く質問に「なぜ豆腐と納豆の文字が逆になっているの?」というものがあります。
油揚げ
豆腐加工食品詳細|豆腐のことなら全豆連
油揚げ
ちくわ
ヤマサちくわについて[ヤマサちくわの歴史]|ヤマサちくわ
吉田宿(豊橋)で魚問屋を営んでいたヤマサちくわの祖先佐藤善作が、四国の金比羅様に代参した時のこと。