【ケンタロウさん】思い出は、最高の調味料になる。

カツ代さんの「ママは天才!」(主婦の友社)に、「にんじんドーナッツ」があります。

カツ代さんのにんじんドーナッツ

ママは天才!
(主婦の友社)


もっと、もっとげんきに! おうちごはん。
(講談社)
「小林家の定番のおやつ」


ケンタロウさんのにんじんドーナッツ

小林カツ代&ケンタロウのおいしいフライパン
(ぶんか社)
カツ代さんとの共著


バーンと、うれしいおやつ
(文化出版局)

ケンタロウさんも、やっぱり「小林家定番」と言ってます。

 

にんじんドーナッツだけでなく、ケンタロウさんが母から受け継いだメニューは、数え切れないくらいにあります。
たとえば、
・肉じゃが
・ハンバーグ
・ねぎ醤油
などです。

ケンタロウさんが母のメニューを作る3つの理由

ケンタロウさんが母と同じメニューを作るのは、次の3つです。

①好き
②おいしい
③思い出

①単純に好きだからです。
ケンタロウさんは好みがはっきりしているので、ちょっと好きくらいでは、リストには入りません。

②文句なしにおいしいからです。
その味で育ってきたので、すべてのベースになっています。
ケンタロウさんのDNAです。

③思い出が詰まっているからです。
いくらおいしくても、苦い思い出なら、思い出したくないので作りたくありません。

私も経験がありますが、せっかく好きなカレーなのに、食べながら返ってきた期末テストの答案を親に見せて説教されたら、もうカレーどころではありません。

食べ物と思い出はワンセット

「ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!」(講談社)では、「家宝の肉じゃが」という名前になっています。

家宝にしたい味という意味の裏には、家宝にしたいくらいのたくさんの思い出があるのです。
食べ物は、思い出とワンセットです。
思い出は、隠し味です。
誰にも再現できない世界でたった一つの調味料です。
楽しい時間が、食事をよりおいしくさせるのです。

ケンタロウさんのベースは、大好きな思い出の味です。
「あの頃はよかったな」というノスタルジーな思い出ではなく、子供の頃のワクワクした時間です。

サンドイッチも、アメリカンドッグも、唐揚げも、ラザニアも、フレンチトーストも、カレーも、どれも、ケンタロウさんにとっては幸せの味です。
おいしいを超えているのです。
幸せの味がケンタロウさんを作っています。


ママは天才!

 

もっと、もっとげんきに! おうちごはん。