【好きな人にはわかる】ケンタロウ川柳/その10

ケンタロウさん好きな人にはきっとわかる、ケンタロウ川柳シリーズです。

ケンタロウ
モノのこだわり
彼らしさ

「なんでもいい」は好きではない

ケンタロウさんのモノを選ぶ基準は厳しそうです。
そんな気がします。
「なんでもいい」は絶対にありえません。
モノが好きな人ほど、「なんでもいい」は言いません。
「なんでもいいよ」と言う人は、そのモノが好きではありません。
車が好きな人ほど、「車ならなんでも好き」とは言いません。
必ずピンポイントで答えます。
好きであるほど、どんどん細分化していくのです。

たとえば、ケンタロウさんは電子レンジが好きではありません。
最初、それを知った時は「料理の仕事をしているのに」とちょっと意外でした。
「電子レンジの仕組みが理解できないから」と言っています。

出典:ケンタロウの「おいしい毎日」
(講談社+α文庫)

 


日常的に電子レンジを使う人にとっては、便利だからという理由で使っています。
「好き」とか「嫌い」の感覚はありません。
でも、ケンタロウさんは、まず好きかどうかです。
「便利だから」「効率的だから」「コストパフォーマンスがいいから」ではないのです。
たとえ効率が悪くても、好きなら使うのです。
それがモノへの愛です。
好きでもないのに使うのは、モノに失礼なのです。