撮影した木村拓さんが明かす「ケンタロウ 1003レシピ」のポイント

「ケンタロウ 1003レシピ」(講談社)を撮影したのは、料理写真家の木村拓さんです。



木村拓さん

 

東京料理写真 – 料理写真家 木村拓のウェブサイト

料理写真家、木村拓(きむらたく)が主宰する東京料理写真のウェブサイト。

木村さんは、以下の本なども撮影されています。

・ケンタロウの洋食 ムズカシイことぬき!(講談社)
・晩ごはん、これ作ろう ケンタロウ100レシピ(集英社)
・ごはんのしあわせ(ソニーマガジンズ)
・ちょっといいもの、うまいもの(SSコミュニケーションズ)
・ケンタロウ「魚!」ムズカシイことぬき!(講談社)
・悩まないでパパッとできる! ケンタロウのすぐごはん(ソニー・マガジンズ)
・大っきいおかず 小っちゃいおかず(講談社)
・ケンタロウ+キッチンでおいしい生活(ソニー・マガジンズ)








ケンタロウ 1003レシピ

木村さんは「1003レシピは制作に3年くらいかかった」と言ってます。
さらに、「彼(ケンタロウさん)は料理写真は図鑑でいい」とよく言ってたそうです。

木村さんも、その考えに異論はなく、「1003レシピ」はあえて図鑑のような撮り方をしているとのことです。
そういう経緯があったとは知りませんでした。

いろんなレビューを見ても、「1003レシピはレシピは多いけど、写真がないからわかりにくい」と言う人がとても多いです。
そういう制作者の意図や裏側を知らないのもありますが、もう一つは、読む側の想像力が問われているのです。

高橋みどりさん

スタイリストの高橋みどりさんも、「写真はなくていい。(料理は)想像力でやればいい」と昔から言ってるそうです。
 


 
写真があれば、ついそれを頼りにしてしまいます。
わかりやすいからです。
でも、本来は写真はイメージであり、補助です。
サンプルに過ぎないのです。

ケンタロウさんは、そこをわかった上で、図鑑を目指したのです。
ケンタロウさんなりの問題提起です。

伊藤まさこさん

伊藤まさこさんの「おいしいってなんだろ?」(幻冬舎)に、木村さんとの対談が載っていて、「1003レシピ」が紹介されてます。