【ケンタロウさん】栄養よりも、おいしさで野菜を食べる。

私はピーマンが大好きです。


 
食べ始めると、止まりません。
無心になって食べます。
どんな調理法でも好きで、生でもバリバリ食べます。

ピーマン嫌いの子供は、今でも多いそうです。
カゴメの調査では3位、エバラ食品の調査では2位です。
理由は、「苦いから」です。

私は小さい頃からピーマンが好きでしたが、あの苦味こそがピーマンの魅力です。
あの苦味がなかったら、ピーマンじゃありません。
苦味を味わいためにじっくり噛むほどです。

子どもの野菜に対する意識調査|カゴメ
 

「嫌いな野菜を嫌いな理由」を調査!|浅漬けマルシェ|エバラ食品

「子どもと野菜の好き嫌い」でもアンケートをとった嫌いな野菜ですが、それらはなぜ嫌われているのか、理由を探ってみました。

野菜を食べる

「ごくらくの食卓」(主婦と生活社)の「野菜を食べる」は、スーパーの野菜売場のキャッチコピーに使いたくなるようなエッセイです。

野菜を食べる。
ビタミンとかミネラルとか、栄養バランスとか、健康管理とか、成人病予防とか、そんなことはどうでもいい。
そんなこととはぜんぜん関係ない。
緑黄色野菜の栄養分を知ってるより、緑黄色野菜のおいしさを知ってるほうがずっと大事だ。
何よりもまずおいしいものが食べたい。
野菜のおいしさを知りさえすれば、みんなきっと食べたくなる。
体のためにいやいや野菜を食べるなんて、体の健康は得られても心の健康は得られない。
まずおいしく食べる。
ビタミンもミネラルもあとからちゃあんとついて来る。

(42ページより引用)

栄養よりもおいしさ

よく「もっと野菜を食べましょう」と言います。
その理由のほとんどが「体のために」「栄養のために」です。
「おいしいから」は聞きません。

ケンタロウさんは「おいしいから食べたい」です。
「栄養はどうでもいい」といいとさえ言います。

「なんのためにそれを食べるのか」の、ケンタロウさんの答えは明確です。
「おいしいから」です。
極めてシンプルです。
決してメリットや条件ではないのです。

体のためにいやいや野菜を食べるなんて、体の健康は得られても心の健康は得られない

栄養価の高い野菜を食べると、健康になります。
それはあくまで体の視点です。
でも、ハッピーではありません。
「おいしい」と思ってないからです。
「おいしい」はもちろん、「うれしい」「楽しい」「気持ちいい」が抜け落ちた食べ物を食べても、ハッピーにはなれないのです。

恋愛に置き換えると、よくわかります。
「それほど好きじゃないけど、あなたはお金持ちだから、付き合いたい、結婚したい」と言ってるのと同じです。
メリットや数字、条件で人間を見ている人からそんなことを言われても、ちっともうれしくありません。
その人の心を見ていないのです。

野菜のおいしさ

「俺、野菜嫌いなんだ」って言う人は、野菜の本当のおいしさを知らない
おいしく料理された野菜を食べたことがないんじゃないかな

出典小林カツ代の日常茶飯 食の思想
(河出書房新社)
小林カツ代さんとの対談より

嫌いなものは無理に食べなくていい

野菜を食べよう、というと、いつもなんだか「栄養」とか「健康」という文字がちらつく。
その結果、なんだか「食べなきゃ」という空気がある。
「食べたい」というよりも、「食べなきゃ」という空気が、ある。
野菜を食べなきゃ、体のために、健康のために。
でもさあ、おれがもし野菜だったら、そんなふうに思われてまで、食べてほしくなんかないと思うぜ。
「かーっ、くーっ、うーまーそーっ。食いてーっ」と思われた結果、食べられたいと思う。
だから、いろんな野菜をいろんな調理方法で食べてみたけれど、しかしやっぱり野菜は好きになれない、という人がいたら、「食べなくていーよ」と言うだろうな。
いやいや食べたって栄養になんかならないし、そもそも嫌いなものは無理して食べなくたっていい。
もう大人なんだしさ。
ただ、もし、野菜のすごくうまい食べ方や、野菜そのものの素晴らしい味を知らずに、野菜はあんまり食べない、という人がいたら、それは惜しいことだよなあと、もったいないなあと、心の底から思う。
野菜はこんなにうまいのに。
「栄養」や「健康」とは関係なく、こんなにうまいのに。
おれは、野菜を食べたらコレステロールがたまるって言われたって、きっと食べると思う。
だっておいしいから。
それだけで十分。

出典ケンタロウの恋するハッピーメニュー
焼き野菜のマリネ」より

野菜はおいしい

カット野菜

コンビニのカット野菜、けっこう使える

 

冷凍野菜

冷凍野菜もいい
洗ってあるし切ってあるし

 

野菜ジュース

野菜ジュース飲むと元気になる
いやほんとに

 

V8

ケンタロウさんは、アメリカの野菜ジュース「V8」が好きです。

下記で紹介しています。
 


 

バター

マーガリンはだめ
バター
バ・タ・ア

(紹介レシピがカボチャのバター炒めだからです)
 

野菜の旬

野菜には旬がある
だから時々お店をチェックする

 

嫌いだからとごまかさない