「ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!」が楽しいのは、オノマトペのおかげだ。

「ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!」(講談社)のオノマトペ(擬音語)の使われ方は、尋常ではありません。


すべてのオノマトペをチェック

全ページのオノマトペを抜き出してみます。

はじめに

(4ページ)

・ニコニコ
・ジワッ
・ホーッ
・パリパリ
・ピッカピカ
・アツアツ
・フフフン

誰でも料理が楽しく得意になっちゃう「ツボ」

(7ページ)

・サクサク
・シャッキリ

きんぴら

(8ページ)

・スルーッ
・ジャーッ
・フワッ
・アツアツ
・ゴシゴシ

たまごやき

(10ページ)

・パクッパクッ
・クルクル
・パタンパタン

おひたし

(12ページ)

・シャキッ
・シャッシャ
・ギューッ
・グズグズ
・シャキシャキ
・グラグラ
・ジャバジャバ

かき揚げ

(14ページ)

・カリッカリ
・サックサク
・ジーッ
・ガーッ
・カラッ
・ベタッ
・カリッ
・カリカリ

あんかけ

(16ページ)

・サッ
・トロッ
・ブニブニ

にら入り卵焼き・ごまねぎ卵焼き

(20ページ)

・パタンパタン

アスパラガスのおひたし・ブロッコリーのおひたし

(21ページ)

・グラグラ

ジャガイモのかき揚げ・キャベツとほたてのかき揚げ

(22ページ)

・カリカリ
・カラッ

さつまいもの鶏そぼろあん・しいたけの牛ひきあんかけ

(23ページ)

・スッ
・ザッ

手間ナシぶり照り

(26ページ)

・アツアツ

アッという間のあら煮

(28ページ)

・コッテリ
・ピカピカ
・ガーッ
・サッ

あじのカリカリ揚げ

(30ページ)

・カリカリ
・カラッ
・ピリッ

さんまの玉ねぎソース

(32ページ)

・アツアツ
・カラッ
・シャキシャキ
・カリッ

刺身でサラダ

(34ページ)

・ちょちょっと

おかずいらずのRice & Soup

(36ページ)

・アツアツ
・ササッ

鶏ときのこの炊き込みごはん・さつまいものごまみそ汁

(41ページ)

・ゴロゴロ
・スッ

えのきごはん・三つ葉と豚肉のみそ汁

(42ページ)

・アツアツ
・グラグラ
・サッ

なにはなくとも基本

(45ページ)

・パリパリ
・アツアツ
・キラリ
・ちょこっと
・ちょいと
・クルッ

鮭わかめごはん・なめこ汁

(46ページ)

・ツルッ
・トロッ
・アツアツ
・サッ

「だし」の取り方

(48・49ページ)

・グラグラ
・ブァッ

親子丼・大根のスープ

(50ページ)

・アツアツ

超特急でもう1品

(52ページ)

・サッ
・ジャーッ
・キュッキュ
・ダラダラ
・グダグダ
・ガーッ

かぶの葉の辛子炒めなど

(54ページ)

・ピリッ
・パラパラ
・ジャーッ
・ザッ
・プスプス
・グラグラ

かぶの葉の塩もみなど

(56ページ)

・ジャーッ
・ドサッ
・ガンガン
・ザクザク

冷蔵庫で居眠り中のモノたちを叩き起こす!

(58ページ)

・シャキシャキ
・ネバネバ
・パリパリ
・シナシナ

しんなり大根サラダ

(61ページ)

・パラパラ

秋色のいちょうサラダ

(63ページ)

・ザッ

ネバネバネバネバ……丼

(67ページ)

・ネバネバ
・アツアツ

甘甘こってり

(70ページ)

・ドンドン
・テカッ
・アツアツ
・ドロッ
・ピカピカ
・スルッ
・コテッ

牛肉とごぼうの煮物

(71ページ)

・ゴシゴシ

いわし煮

(72ページ)

・エイヤッ

甘あっさり

(74ページ)

・アツアツ

たけのこのサッと煮

(76ページ)

・サッ

さっぱり

(78ページ)

・ゴテゴテ
・ホッ
・コテコテ

満腹満足おかず

(80ページ)

・ホコホコ
・ジワッ
・アツアツ
・コテッ

家宝の肉じゃが

(82ページ)

・ガーッ
・コトコト
・コッテリ
・カラッ
・ドカーン
・ホクホク
・ドーン
・スッ

1人でもおいしい「あったかごはん」

(84・85ページ)

・アチアチ
・チャチャッ
・チン
・カリッカリ
・サックサク

チキンステーキのトマト大葉ソースなど

(86ページ)

・カリッ
・プスプス
・ガッ

ケンタロウのこだわりツール・調味料

(89ページ)

・ググッ

フライパンすきやき

(90ページ)

・ズルッ
・アツアツ
・ジャボッ
・ドロッ
・コテッ
・パラパラ
・グツグツ

ケンタロウ「鍋」の定義

(92ページ)

・グッ
・ワイワイ
・グツグツ
・グッツグツ
・クツクツ

鶏つくね鍋

(94ページ)

・グラグラ
・ポコポコ

鮭とじゃがいものみそ鍋

(96ページ)

・コトコト

カキのクツクツ土手鍋

(98ページ)

・クツクツ
・コテッ
・ガーッ
・フツフツ
・プリップリ

牛肉と白菜の一気煮

(100ページ)

・ザクザク
・サッ

かぼちゃの煮物・大根の煮物

(102ページ)

・アツアツ
・ホハッホハッ
・ゴロゴロ
・サッ
・スッ
・ギューッ

ごはんもお酒もついついもう一ぱいのおかずたち

(105ページ)

・ササッ
・サッ

三つ葉と牛肉のサラダ

(106ページ)

・ピリッ

切り干し大根のサラダ

(108ページ)

・ギュッ
・ポリポリ

じゃこと水菜のサラダ

(109ページ)

・シャキシャキ
・バリバリ
・フワッ
・シャキッ
・シナシナ
・ハリハリ
・もりもり
・パリッ

アスパラのしば漬けマヨネーズ

(110ページ)

・シャキシャキ

いんげんのめんたいあえ

(111ページ)

・グズグズ
・シャキッ
・ポリポリ

厚揚げのごま煮

(112ページ)

・ブァーッ
・ガッ
・プチプチ
・サッ

三つ葉のスープ煮

(113ページ)

・バリバリ
・コテコテ
・カーッ
・スーッ

丸干しのマリネ

(114ページ)

・ギュッ
・フニャーッ
・アチアチ

なすの揚げ漬け

(116ページ)

・ピカピカ

かぶの甘酢漬け

(117ページ)

・パリパリ
・シナシナ

オノマトペの力

抜き出してみたら、なんと200もありました。
まるで絵本のようです。
大人が読む料理本とは思えない数です。
「じゃこと水菜のサラダ」と「肉じゃが」は8つのオノマトペが使われています。

オノマトペは、料理本には必ずしも必要ない言葉です。
なくても意味はわかります。
もしオノマトペが1つもなかったら、さぞかし静かな本になっていたことでしょう。
オノマトペがあることで、リズムが出てきます。
オノマトペがあるのとないのとでは、文章のリズム感はまったく違います。
「ポリポリしたいんげん」は、読んだだけでおいしそうに感じます。
まだ食べてもいないのに、「ポリポリ」の歯応えを感じるのです。
これがオノマトペの力なのです。

ケンタロウ本にはオノマトペが似合う

ケンタロウ本には、オノマトペがよく似合う。